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　日本アイ・ビー・エム株式会社（日本IBM）は、E-Mailにも対応したWebページ読み上げソフトウェア「ホームページ・リーダー Windows版 V2.5」を9月17日から15,000円で出荷する。対応OSは、Windows 95/98/NT 4.0。

【画面は、お試し版】

　「ホームページ・リーダー」は、日本IBMが'97年9月に発表した音声合成によりWebページを“聴く”ことができるソフトウェア。今回のV2.5へのバージョンアップでは、斜め読み機能、テーブルやフレームの読み上げ機能が強化されたほか、新たにE-Mailの送受信に対応した。

　E-Mailは、ホームページ・リーダー V2.5に組み込まれているWebブラウザで操作するメールクライアント「ホームページ・メーラー」を使用することで対応。なお、ホームページ・メーラーを使用するには、Windows 95/98ではPersonal Web Server、Windows NTではPeer Web Servicesを組み込む必要がある。

　基本的な操作性も向上。「斜め読み機能」では従来の早送り再生に加え、見出しや構造体へのジャンプ機能などが追加された。テーブルの読み上げでは、新機能「テーブル・ナビゲーション機能」によりセル単位で上下左右に自由に移動して読み上げることも可能になった。また、フレームがあるページでは、フレームの一覧「フレームセット」を作成する機能や、すべてのフレームの内容を1つのページに展開する「フレーム拡張機能」が加わっている。

　ホームページ・リーダーは視覚障害者向けに開発されたソフトウェアであるが、Webページのニュースをラジオ感覚で聴きながら他の作業を行なったりすることができるので、視覚に障害がなくても活用できる。

　なお、同社のサイトでは30日間使用期間限定のお試し版が公開されている。

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□製品情報
http://www.jp.ibm.com/accessibility/soft/hpr.html
□お試し版
http://www.jp.ibm.com/accessibility/soft/hpr-down.html

('99年8月18日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]