日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、パームトップPC「HP 200LX」の受注を10月末をもって完了すると発表した。200LXについては、すでに米HPが11月1日に生産を中止すると発表し、国内のユーザーグループが生産中止反対の署名運動などを行なっていた。
受注完了の理由について、リリースではつぎのように述べられている。
「5年という歳月の中で世の中の技術の発展に伴ったWindows CEや各種新世代携帯端末の台頭により近年はその需要が激減しておりました。少しでも長く皆様のご希望にお応えする為の企業努力を続けてまいりましたが、これ以上の継続は経営的にも困難であるとともに本製品のサポート条件でございます“製造中止後最低5年間に及ぶ保守部品の確保とサポートの継続”も、昨今の半導体技術刷新の中で受注完了時期をさらに延長し部品を確保し続ける事は困難であると判断し今回の決定を致しました」。
また、200LXからWindows CE「HP Jornada」シリーズへの日本語環境におけるマイグレーションソフトウェア「HP PIMトランスレータ」を11月上旬に提供する計画であるとしている。
□日本HPのホームページ
http://www.jpn.hp.com/
□HPからのお知らせ
http://ext8.jpn.hp.com/grp1/handheld/200lx/oshirase.html
□製品情報
http://ext8.jpn.hp.com/grp1/handheld/product/200lx.html
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990707/hp.htm
('99年8月10日)
[Reported by date@impress.co.jp]