台湾VIA Technologies（VIA）は、5日（以下、現地時間）、米Integrated Device Technology（IDT）の子会社Centaur design subsidiaryを買収すると発表した。また、VIAとIDTの間で相互に特許などを利用するクロスライセンス契約も締結された。

　IDTは7月14日付けでx86互換CPU市場から撤退することを発表。この部門の設計と知的所有権の管理を担当しているCentaur design Subsidiaryの売却を明らかにしていたが、売却先は公開されていなかった。

　すでにVIAは、米National Semiconductor（NS）から、Cyrixのx86事業を買収しており、2つの異なったx86コアを持つことになる。今後、2種類のコアをどのように使い分けていくのか動向が注目される。

□VIAのホームページ（英文）
http://www.via.com.tw/
□ニュースリリース（英文）
http://www.via.com.tw/news/99idtvia.htm
□IDTのホームページ（英文）
http://www.idt.com/
□ニュースリリース（英文）
http://www.idt.com/news/Aug99/8_4_99_1.html
□関連記事
【7月15日】IDT、x86互換CPU市場から撤退
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990715/idt.htm
【6月30日】VIA、Cyrixのx86CPU事業をNSから買収
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990630/via.htm

('99年8月5日)

[Reported by date@impress.co.jp]