連絡先：営業部
　　　　　Tel.03-5334-3650

　トレンドマイクロ株式会社は、ウイルス対策ソフトの最新版「ウイルスバスター2000」を9月17日から8,500円で発売する。対応OSはWindows 95/98/98 Second Edition、Windows NT Workstation 4.0 SP4で、Windows 2000も出荷次第対応する予定という。また、製品の発売に先駆け、8月4日からベータ版のダウンロードを開始する。

　ウイルスバスター2000は、ウイルス情報を格納しているパターンファイルなどをもとにウイルスを発見、駆除する。トレンドマイクロではこのパターンファイルの更新を約1週間に1回行なっているが、パターンファイルは約1.5MB以上あり、圧縮しても600KB程度のファイルをダウンロードすると、33.6kbpsモデムで10分以上かかるという。ウイルスバスター2000では差分のみをダウンロードする形式を取るためダウンロード時間を大きく短縮できたとしている。
　新規ウイルスの侵入を察知するトラップ技術も強化、向上させたという。また、検疫機能を搭載しており、検索の結果疑わしいファイルを発見した場合“疑惑ファイル送信ボタン”を押すだけでトレンドマイクロのeDoctor Japanに情報を送信。eDoctor Japanではウイルスの有無を検査し、48時間以内に解析結果などを返送する。

　このほかにも、ユーザーが設定したホームページにアクセスできなくする一種のペアレンタルロック機能「WebFilter」や、「Outlook Express」、「Eudra Pro」などのE-mailソフトをダイレクトに監視し、マクロウイルスの侵入などを監視するE-mail検索機能なども追加されている。

　発表会では「細かいところまで話す段階ではないが」としながらも、「ユーザーがパターンファイルに登録されていないウイルスに感染した場合、製品の代金を払い戻す『ウイルス対策保険サービス』を導入する」と発表された。ただし、「トレンドマイクロが別途指定する条件を満たす場合」としており、細かい条件は公表されなかった。

ウイルスバスター2000
メイン画面	検索タスク画面	Webフィルタ設定画面

(C)Copyright 1988 - 1999 Trend Micro Incorporated. All rights reserved.

□トレンドマイクロのホームページ
http://www.trendmicro.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.trendmicro.co.jp/news/news990804.htm

('99年8月4日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]