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Macworld Expo New York '99 展示会場レポート第五弾
さらに周辺機器情報
~ EPSON、CANONの複合機、FireWire対応スピーカーなど ~

Jacob Javits Convention Center

会期:7月20日~23日(現地時間)

会場:NewYork Jacob K. Javits Convention Center


 第5弾となる最後の展示会場レポートでは、EPSONやCANONの複合機の情報をはじめ、FireWire対応のスピーカーシステムなどを紹介する。

■EPSONとCANONのオールインワンソリューション

 イメージング関連製品で特に目についたのは、EPSON、CANONがそれぞれ出展していたインクジェット式プリンタをベースとした複合機。EPSONは、1,440×720dpiのプリント機能に、600×2,400dpiのフラットベッドスキャナを統合した「EPSON Stylus Scan 2500」を展示。また、CANONはさらにFAX機能も統合したMacintosh向けの複合機「MultiPASS C635」を出展している。

プリンタ、スキャナ、カラーコピーの複合機「EPSON Stylus Scan 2500」。他にオートドキュメントフィーダが付いた「EPSON Stylus Scan 2500 Pro」がある。価格はそれぞれ499ドルと699ドルで、今年10月の出荷を予定している 廉価版となる「EPSON Stylus Scan 2000」。スキャナ部分はシートフィード式で300×600dpiでのスキャンをサポート。いわゆるSOHO環境での利用を前提に、すっかりおなじみとなった5色のトップカバーが用意されている CANONの「MultiPASS C635」。プリンタ、スキャナ、カラーコピーに加えてファクス機能も搭載している。スキャナ部分はシートフィード式で、600dpiのスキャンをサポートする。MacintoshとはUSBで接続。米国では8月に発売予定

□EPSONのニュースリリース(英文)
http://www.epson.com/whatsnew/ygtsi/multifunction.html
□CANONのニュースリリース(英文)
http://www.ccsi.canon.com/goto.shtml?/multi/



■廉価版の光学式IntelliMouseをCONSUMER SHOWCASEで発見

 先のレポートでお伝えしたMicrosoft製の光学式マウスだが、Microsoftブース以外にCONSUMER SHOWCASEの一角で廉価版がデモされていたので紹介しておこう。こだわりがあって当然、ワタシはMicrosoft製マウスのマニアなのです。

みかけはWindowsユーザーにはすっかりおなじみのIntelliMouse。左右のクリックボタンに加えて、スクロール用ホイール兼、第三のボタンが中央に用意されている。しかし、Microsoftのロゴの下には「with IntelliEye」の文字が 裏返してみると、ボールではなく赤外線を使ったセンサーがある。このセンサーで机上の凹凸を感知して移動距離を認識する。ボールを使った機械式に比べ、経年使用における劣化や故障が少なく正確な動作が持続するのも特長 ブラウザのフォワード&バックなど、親指を使って操作するカスタマイズ可能なボタンが追加されている上位バージョン「IntelliMouse Explorer」と並べてみた。価格の差はおよそ20ドル。好みの方をお試しあれ

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/



■米国ならではのFireWire接続のドデカスピーカー

SOFTACOUSTIK社のFireWire対応スピーカー。FireWireで音声データをデジタルのままスピーカーへ転送。スピーカー内部でデジタル処理して音を出す仕組みだ。MP3、Wave、Aiffなど、ほとんどの音楽ファイル形式に対応している 右側に見えるのがスピーカーの背面。FireWireのロゴも見える。トータル100Wのアンプを内蔵しているため、電源はFireWire経由ではなくAC電源を利用する。左右のスピーカーもFireWireケーブルでデイジーチェーンされる

□SOFTACOUSTIKのホームページ(英文)
http://www.softacoustik.com



■Silicon Graphicsのワイドサイズ液晶パネルディスプレイ

会場内のあちらこちらでデモンストレーションに利用されていた、ワイドサイズの液晶パネルディスプレイ「Artica」。トランスルーセントの製品はsgiよりOEMされてmiroのradiusブランドで出荷される。ビデオインターフェイスには、Formacの「ProFormance3」を使用 オリジナルはこちら、sgiの「Silicon Graphics 1600SW」。スペックは同等で1,600×1,024ドットの解像度をもつ。こちらのデモンストレーションには、ビデオインターフェイスにNumberNineの「Revolution IV」を使用

□miroのページ(英文)
http://www.mirodisplays.com
□Silicon Graphics 1600SWのニュースリリース(英文)
http://www.sgi.com/go/flatpanel/



■持ち運ぶiMac!?

iBook以外に、もうひとつ持ち歩くことができるiMacがあった。GrabPac社の発売するGrabPacがそれ。写真のようにiMacを収納して持ち運ぶ。結構、体力勝負の感アリ キーボードはこんなふうに固定。本体の左右に位置するポケットに、マウスや電源ケーブルなどを収納する。そのまま使うときは左右のカバーがマウスパッドにもなる?!

□GrabPacのホームページ(英文)
http://www.GrabPac.com


Macworld Expo New York '99のオフィシャルサイト
http://www.macworldexpo.com/mwny99/index.html
Apple Computerのホームページ
http://www.apple.com/
Apple ComputerのMacworld Expoホームページ
http://www.apple.com/hotnews/features/mwny99/

('99年7月27日)

[Reported by 矢作 晃]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp