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IDC、'99年の国内PC市場は998万台と予測

'99年7月13日 発表

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 IDC Japan株式会社は、'99年から2000年の国内パソコン市場予測を発表した。'99年の国内パソコン市場は家庭ユーザーが市場の牽引役となり、出荷台数は998.3万台、対前年成長率は26.0%に達するとしている。

 '98年の国内パソコン市場は、'97年とほぼ同程度の792.6万台に留まったが、家庭市場は、VAIOやiMacといったブランドで選びやすい製品の登場や、インターネットや電子メールの活用という明確な使用目的が生まれたことで、対前年成長率28.4%と大幅なプラスとなった。一方のビジネス市場では、中小企業のパソコンへの投資の落ち込みと相まって、-9.9%と低調に終わった。

 '99年の国内パソコン市場は、出荷台数998.3万台で対前年成長率が26.0%、2000年は出荷台数1,113万台、対前年成長率11.5%と予測している。'99年の市場の拡大は、家庭市場の伸びによるところが大きく、対前年成長率56%の成長が見込まれ、パソコンの世帯普及率は28.1%に達するとしている。またインターネットを中心とした活用が見込まれ、パソコンに比べて安価なインターネット接続機器や、ゲーム機などのデバイスの普及も見込まれている。これらの機器は、従来のパソコン市場を浸食するものというよりも、市場を活性化しするものとなると予測している。

 一方、ビジネス市場の伸びは鈍いが、'99年の4月から実施されたパソコン減税は、ビジネス市場を活性化すると考えられる。また2000年問題は、市場の活性要因とも阻害要因ともとらえられるが、日本企業の期末である9月期までは、減税と相まって活性要因になるという。

'98-2000年 出荷台数
('99~2000年:予測)
'98-2000年 市場構成比
('99~2000年:予測)
'98-2000年 対前年成長率
('99~2000年:予測)

□IDC Japanのホームページ
http://www.idcjapan.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/071399Apr.html

('99年7月13日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


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