写真でわかる「Libretto ff」

~ 「Libretto ff」など10周年記念モデルの説明会を開催 ~


'99年6月29日開催




 株式会社東芝は、6月28日に発表したDynaBook誕生10周年記念モデルの記者向けの製品説明会を都内で開催した。

 米Microsoft CEOのBill Gates氏や、米Intel CEOのCraig Barrett氏がビデオでコメントを寄せたほか、マイクロソフトの成毛社長、インテルの傳田社長がかけつけるなど非常に華やかな説明会となった。また発表会席上で、28日の発表では伏せられていた、新しいDynaBook 2500シリーズとDynaTopに、Word 2000、Excel 2000が搭載されることが明らかにされた。

 説明会の行なわれた会場では前後半分に区切った後方に、新機種が一同に会しており、自由に触って試せるようになっていた。今回は「Libretto ff」を中心に、多数の写真で紹介する。

米Microsoft CEO Bill Gates氏 マイクロソフト社長 成毛氏

米Intel CEO Craig Barrett氏 インテル社長 傳田氏


■Libretto ff

 

Libretto ff 1100には、7.1インチ800×480ドットTFTワイド液晶を搭載。明るくて視認性は良好だ。 キーピッチは15mm。写真ではわかりにくいが、1100ではスケルトンキーボードを標準で搭載している。 キーボードは、なんとかタッチタイプが可能な大きさとなっている。

今回の目玉、液晶リモコン付きヘッドフォン「i.Shuttle」。もちろん、バックライトも搭載している。液晶には曲名を表示したり、メールのSubjectを表示できたりする。また、メール読み上げソフトにより、本体を開けずにヘッドフォンでメールを“聞く”ことも可能だ。 リモコンの側面には、音量や、再生/早送り/巻き戻し、モード切り替えのジョグが設けられている。 リモコンと本体はこの写真のように接続する。このケーブルは結構太いが「コントロール用のUSBと、アナログ音声が流れている。ノイズ対策のためこの太さになってしまった」という。

今回のもう1つの目玉、C-MOSカメラ。カメラユニットを本体から取り外しても使用できる。その場合は延長ケーブルを使う。 取り外した時には、こんな感じになる。なお、本体とは独自規格で接続しているとのことだ。 延長ケーブルは、本体にちょうど尻尾が生えた形で接続される。

本体右側には、スマートメディアスロットとモジュラジャックを搭載。なお、スマートメディアスロットのカバーは、本体を持ち上げないと開くことができない。 本体左側には、Type2のPCカードスロット1基を装備している。 背面にはUSB、ヘッドホン、マイク、外部ディスプレイ接続用専用コネクタが用意されている。なお、この写真の本体はオプションのシールが貼られている。


1050のキボードは透けてないが、オプションで変更が可能だ。 1050の液晶は6インチ640×480ドットDSTN。1100と比べると、かなり見劣りするのは否めない。 1050にはスマートメディアスロット、モデムを搭載していないが、本体右側には切りかきがある。コストを下げるため、1100と同じ金型にしたため、こうなったとしている。


■DynaBook SS 3380

 

東芝は大型・高解像度の低温ポリシリコンTFT液晶で定評があり、ソニー、シャープなどに供給しているが、自社のノートPCには搭載してこなかった。
 今回、DynaBook SS 3000シリーズにやっと、11.3インチ1,024×768ドット低温ポリシリコンTFTを採用した。表示は派手ではないが、落ち着いた色調で非常に綺麗だ。


■DynaTop 6000

 

一体型液晶デスクトップDynaTop。黒いボディに入ったオレンジ色のラインがデザインのポイントだそうだ。キーボードを本体に格納することが可能なので、持ち運ぶ時に便利になっている。

DVD-ROMドライブはベイ方式になっていて、HDDなどと交換可能。 本体左側にはFDD接続コネクタが用意されている。標準でUSBのFDDが付属するが、東芝のノートPC用FDDも接続できる。 本体右側に、縦になってType2×2または、Type3×1のPCカードスロットが装備されている。

キーボードの裏面には、余分なキーボードケーブルや、マウスのケーブルを格納できる。


■DynaBook 2500シリーズ

 

2550X CDTA 2550S CDT 2540 CDSA
A4オールインワンノートPC「DynaBook 2500シリーズ」。最上位モデルには14.1インチ1,024×768ドットTFT液晶、DVD-ROMドライブが搭載されている。また、13インチDSTNモデルも用意されているのが東芝らしい。


■オリジナルPCサービス

 

Libretto ffには「オリジナルPCサービス」として、スケルトンのキーボードが用意されている。また、LCD部に貼るシールも7月中旬に発売される予定だ。価格は未定。

新しいサービスとして、スウェード調に仕上げるサービスが7月中旬から開始される。価格などは未定だが、やはりカラーリングサービスよりは高くなるとのこと。

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/1999_06/pr_j2801.htm
□関連記事
【6月28日】東芝、新型LibrettoなどDynaBook10周年記念モデル
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990628/toshiba.htm

('99年6月29日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


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