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コンパック、スマートカードスロットも備えたB5サイズのCE機

 
'99年7月下旬出荷

標準価格:128,000円

連絡先:ハンドヘルドPC サポート センター
    Tel.0120-178-589

 コンパックコンピュータ株式会社は、B5サイズのWindows CE H/PC Pro ver.3.0搭載機「AERO 8000」を、7月下旬より128,000円で出荷を開始する。この製品は、米Compaqが6月7日(現地時間)に発表した製品をローカライズしたもの。

 AERO 8000は、外形寸法263×213×25.4mm(幅×奥行き×高さ)とCE機としては大きめだが、800×600ドット10インチDSTN液晶を搭載するほか、キーピッチも18mmを確保。シリアルポートもCE標準に加え、デスクトップで使われているD-sub 9ピンのコネクタを備えている。また外部ディスプレイ、マウス専用のPS/2ポートも搭載しているが、USBは搭載されていない。これについて、同社では「現在のところCEで使用できるUSB機器は少なく、まだ搭載する必要がないと判断したため」としている。ポインティングデバイスはタッチパッドのみで、液晶はタッチスクリーンに非対応。また、ボイスレコーダ機能を備えており、液晶を閉じたままで録音することが可能だ。

キーボードはキーピッチ18mmを確保。ポインティングデバイスは、タッチパッドだ。 本体の左側には外部ディスプレイ、シリアルD-Sub 9ピン、CE標準のコネクタを装備している。 前面には録音ボタンがあり、液晶を閉じたままボイスレコードとしても使用できる。

本体右側にはスマートカードスロットを装備。
 AERO 8000は米国の企業向けに開発されたため、PCカードスロット、コンパクトフラッシュのほかに、セキュリティのためにスマートカードスロットを搭載。出荷時の状態では、ログインパスワードが管理できるようになっている。またコンパクトフラッシュスロットは、サンプル版のmicrodriveの動作確認がされている。

 独自のソフトウェアとして、Windows NTのネットワークに参加できる「ネットワークエクスプローラ」を内蔵。ネットワーク上からAERO 8000は見ることができないが、AERO 8000からネットワーク上のファイルを扱える。このほかHP、エプソン、キヤノンBJプリンタのエミュレータ「JETCET PRINT」も搭載しており、これらのプリンタをシリアルや、ネットワークで接続して印刷が可能だ。

 また正式サポートされていないが、キーボードの下にコンパクトフラッシュスロットが用意されている。ただし、このスロットを使用する場合には、装着したコンパクトフラッシュをフォーマットして、マシンを再起動する必要がある。

キーボードの下には、隠しコンパクトフラッシュスロットがある。ただし「正式サポート外」なので注意が必要だ。 底面には名刺を入れるところがある。名刺を入れることで、起動しなくても“誰”のマシンかがわかる。
□コンパックのホームページ
http://www.compaq.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.compaq.co.jp/press/press304.html

('99年6月24日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


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