標準価格:98,000円
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シャープ株式会社は、パソコンを通じてインターネットからレシピをダウンロードできるオーブンレンジ「RE-M210(インターネット DE これつくろ!)」を9月20日から98,000円で発売する。パソコンと接続するには別途「UR-M1(お料理情報ボックス)」が必要。価格は10,000円で同時発売となる。
RE-M210は本体のメモリに65メニューを記憶しており、8種類の常備素材(じゃがいも、キャベツ、豆腐など)の中からメニューを選択することができる。このほかにインターネットからオリジナルメニューをダウンロードし料理することも可能。
利用方法はパソコンからインターネットに接続し、シャープの会員制サイト「シャープスペースタウン」内にある“スマートクッキング”を選択。データをダンロードするとRS-232Cで接続されたお料理情報ボックス「UR-M1」に記憶される。メニューを記憶したUR-M1をオーブンレンジに接続(ミニステレオプラグ状の特殊形状プラグ)し、レンジの“インターネットメニュー”ボタンを押すとレンジの液晶にメニューが表示され調理することができる。ただし、UR-M1のドライバがWindowsにしか対応しておらず、Macintoshでは利用することができない。
スマートクッキングには400強のレシピメニューがアップされる予定で、データの利用料は無料。ただし、UR-M1で一度に記憶できるメニューは5つまで。次のメニューをダウンロードすると1件目のデータが上書きされる。メニュー数は徐々に増やしていく意向で、シャープは「アトピー症患者向けメニューや糖尿病患者向けメニューなど、レシピを個別に対応できればいいと考えている」としている。
製品発表会でシャープは、インターネット家電への意欲を強調。「データダウンロードサービスの利用者はRE-M210購入者の約2割程度を予測している」とし、「年内にザウルス アイゲッティと直接接続できるようにし、アイゲッティでダウンロードしたデータをオーブンレンジに直接転送できるようにする」という。
さらに「オーブンレンジ以外でもネット家電を進めていきたい。例えば、洗濯機やエアコン冷蔵庫などが考えられる。家電製品は機能が使いこなされておらず、各種情報を与えることでもっと便利になっていく」と展望を語ったが、この後の製品発表スケジュールや製品間の互換性などについては「現在検討中」と口を濁した。
お料理情報ボックスを横に置いたところ。写真ではわかりにくいが、ボタンの下で接続されている | “インターネットメニューボタン”を押すと、お料理情報ボックスからデータがダウンロードされる | インターネットからダウンロードされたメニューが液晶に表示されたところ。5件まで表示される |
('99年6月15日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]