日通工、N+IにPメールDX対応モバイルメール端末を参考出展

'99年9月 発売予定

標準価格:未定


N+I会場に展示された試作機
 日通工株式会社は、6月2日から4日まで、幕張メッセで開催されているNetWorld+Interop 99 Tokyo展示会場で、PメールDX対応のモバイルメール端末「PH1H-MMPS」を参考展示している。発売は9月頃を予定しており、価格は未定だ。PメールDX対応ということでわかる通り、DDI Pocketの端末として発売される。

 「PH1H-MMPS」は、電子メールの送受信をメイン機能としたビジネスマン向けのPHS端末。筐体は東芝のTEGACKYを思わせる形だが、大きさは幅約93mm×奥行き約62mmと、TEGACKYより少し大きめ。液晶もやや大きめで、16文字×10行の表示が可能。また、TEGACKYは音声通話はできないが、PH1H-MMPSではイヤホンマイクを付けての音声通話をサポートしている。また、PCとは充電器のシリアルインターフェイスを介しての接続が可能で、電話帳やメール文をPCで編集したり、転送ができる。

 文字入力は50音が表示されて、付属のペンでタップすることにより可能なので、TEGACKYの文字入力よりは操作しやすそうな感じを受けた。ただし、コンセプトとしては「いつでもメールを受信できて、返信は手書き文字で簡単にできる。また緊急時には音声通話も可能」な端末であり、文字入力は可能だが、入力のメインは手書きを考えているという。

 公衆モードのほか、自営モードでもPメールDX通信に対応しており、業務向けとしてはオフィスの携帯内線伝言板や、物流業務での配送・集荷状況などのリアルタイム化などの用途を考えているという。

文字入力画面 この端末で、電子メールが公衆・内線・インターネットで利用できることを示した図 非常にコンパクトな筐体

□N+Iオフィシャルサイト
http://interop.zdnet.co.jp/
□日通工のホームページ
(6月3日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.nitsuko.co.jp/

('99年6月3日)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]


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