標準価格:138,000円
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日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、Windows CE H/PC Pro 3.0を搭載したハンドヘルドPC「Jornada 680」を6月12日から、138,000円で発売する。「Jornada」ブランドを冠しているが、同社が3月下旬に発売した「Jornada 820」の下位モデルというよりは、「620LX」の後継機として位置付けられている。デザイン的にもノートPCに近いJornada 820と異なり、620LXを踏襲したハンドヘルド型となっている。なお、LXシリーズに関しては「既に発売している620LXなどの販売を継続するが、これから発売するハンドヘルド型PCに関してはJornadaブランドで統一する」としている。
外形寸法は189×95×34mm(幅×奥行き×高さ)で、620LXに比べ幅、奥行きとも0.9mm、厚さは2mm小さい。重量も76g軽くなり510gとなっている。液晶は640×240ドット、64,000色表示のSTN。タッチスクリーンとなっており、ポインティングデバイスを兼ねている。キーボードは620LXで採用されていたいわゆる消しゴム型キーボードから、キートップがプラスチックのキーボードとなった。キーピッチ13.2mm、キーストローク1.5mmを確保し、「タッチタイプが可能な大きさ」としている。
インターフェイスはRS-232Cと、IrDAを装備。V.90モデムも内蔵する。スロットはPCカードとコンパクトフラッシュをそれぞれ1個づつ備える。また、マイクとスピーカーを搭載しており、本体前面に設けられた録音/再生ボタンにより、液晶を閉じたままでボイスレコーダとしても利用できる。
バッテリ駆動時間は標準で約9時間。オプションの長時間リチウム充電池(28,000円)を使用すれば約21時間の運用が可能となっている。
本体前面に録音/再生スイッチを備える。本体を閉じたままボイスレコーダとして使用できる。
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本体とPCカード、コンパクトフラッシュ、スタイラスペンを並べたところ。比較すると本体の大きさがよくわかる。
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【主な仕様】
('99年5月24日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]