製品のセット内容。右側のは、ワイヤレスタイプ用の赤外線発信器でケーブル接続タイプには付属しない

　株式会社エルザジャパンは3日、秋葉原で開催されたP&Aのゲーム大会の席上で、Direct3Dで描画された映像を立体視できるLCDステレオグラス「ELSA 3D REVELATOR」を展示した。この製品は4月20日にプレス発表されたが実物がなく、セット内容やどれほどの効果が得られるかはわからなかった。

　セット内容はビデオケーブルとLCDシャッター付きのステレオグラス、そしてワイヤレスタイプ用の赤外線発信器。ビデオケーブルは二股に分かれており、一方はディスプレイに、もう一方はステレオグラスに接続することになる（ワイヤレスタイプの場合、赤外線発信器と接続）。ステレオグラスをかけた印象は、軽くて快適ではあるが視野が狭く、メガネの上にかけた場合さらに狭く感じるかもしれない。

　立体視の効果は、ゲームにより差があるものの概ね良好だった。隕石が迫ってくるシーンや空中に浮かんでいる反重力飛行機など、浮かんでいる物体に関する立体効果はずば抜けて良い。このほか、遺跡の内部の支柱などが浮かび上がって見えたので、QuakeやTomb Raiderシリーズも効果的かもしれない。

　来場者の印象もなかなかで「これでゲームをやれば迫力十分だ」といった意見が多く聞かれ、パンフレットもすぐになくなるほどの盛況だった。価格に関してはオープンプライスで、店頭予想価格は依然として未定。

□エルザジャパンのホームページ
http://www.elsa.com/JAPAN/FRAMES.HTM
□ニュースリリース
http://www.elsa.com/JAPAN/PRESS/REVELAT.HTM
□関連記事
【4月21日】ELSA、Direct3Dを使った3D映像を立体視できるステレオグラス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990421/elsa.htm

('99年5月7日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]