新機能を搭載したマザーボード~差別化に苦悩するメーカーの回答



 ここ何週間か大きなニュースが相次いだAKIBA PC Hotline!だが、先週は落ち着いていわゆる谷間の週となった。そこで、今回はここ何週間か相次いで登場した各メーカーの新しいマザーボードのうちいくつかを取り上げ、現在のそして今後のマザーボードのトレンドを考えていきたい。


■ 他社との差別化が非常に難しくなっているマザーボード

 読者の皆さんは現在秋葉原で販売されているマザーボードのブランドをいくつ言えるだろうか。ASUSTeK ComputerAOpenMSI(Micro-Star International)ABIT ComputerGIGA-BYTE TechnologySoltek ComputerA-Trend TechnologyEPoX ComputerFIC(First International Computer)IwillSOYO ComputerTMC(Taiwan MyComp)Tekramといったあたりがその代表的なところだろう。こうして並べてみると、こんなにあったのかというのが正直な感想である。

 さて、これらのマザーボードベンダーのほとんどはSlot 1なりSocket 370なりのP6バスに対応したマザーボードを発売している。中にはVIA TechnologiesApollo Pro PlusSiSSiS620をチップセットとして採用した製品もあるが、大多数はインテルのIntel 440BX AGPset、ないしはその廉価版であるIntel 440ZX AGPsetを採用している。

 インテルは同社のチップセットを採用するマザーボードベンダーに対してレイアウトまでを含めた実装のガイドを用意して、どのベンダーでも比較的少ない手間でインテルのチップセットを採用したマザーボードが作れるようにしている(このあたりもマザーボードベンダーがインテルのチップセットを採用する1つの理由になっている)。が、しかしインテルのガイドに従って作ったマザーボードであれば、どのベンダーでもレイアウトも性能も似たり寄ったりの製品ができてしまうのは言うまでもない。

 また、P6バスのマザーボードではCPUコア電圧は自動設定で、最新のCPUは倍率もCPU側で自動設定になっている。このため、実際マザーボードで行なわなければならない設定はFSBの設定ぐらいしかない。従って、マザーボードメーカーが他社と差別化する範囲は、FSBの設定方法(BIOSかジャンパスイッチか)ないしはPCIスロットの数(4スロットか5スロットか)程度でしかない。となると、正直なところASUSTeKComputerだろうが、AOpenだろうが製品の品質を含めてその差は非常に小さく、どのベンダーのマザーボードを買うかは趣味の問題でしかなくなる。

 筆者の個人的な意見だが、同じチップセットを採用しているマザーボードの場合、以下の3つの点で差別化を図ることができると思う。

(1) コスト
(2) 日本におけるサポート
(3) CPUコア電圧設定など特殊な機能

 1つ目は古典的な方法だが、コストを切り詰めてできるだけ価格を安くする方向だ。これはユーザーには非常にわかりやすい。マザーボードの性能のほとんどは搭載されているチップセットに依存するので、同じチップセットを搭載したマザーボードであれば値段が安い方がいいのは言うまでもない。2つ目はサポートを充実させることだ。そのわかりやすい例は日本語マニュアルの添付と日本法人の設立だ。日本語でサポートを受けられる窓口があり、それによりメーカーから直接サポートを受けられるとなれば安心感が増すのは言うまでもない。が、自作PCではどちらかといえば「自己責任」(何か起きてもインターネットで情報を収集するなど自分でなんとかすること)という考え方が主流であり、この点はあまり重視していないユーザーが多いのも事実だ。

 3つ目が、ある特定のマザーボードだけに搭載される特殊機能だ。その代表はABIT ComputerのBH6で、BH6はBIOSセットアップでCPUのコア電圧を設定する機能を持っている。

 なぜ自動設定のはずの電圧をわざわざ変更する機能があるかと言えば、それはクロックアップのためだ。一般的に、半導体を高いクロックで動作させたい場合、通常よりもやや高めの電圧をかければ安定して動作することがある。このことをクロックアップに応用すれば、CPUに通常よりも高いクロックで動作させるには通常よりもやや高い電圧をかければよいということになる。
 そこで、BH6ではBIOSセットアップで、CPUのコア電圧を0.05Vないしは0.1V単位で設定できるようになっている。しかも、BH6は値段もASUSTeK ComputerやAOpenといったメジャーメーカーよりもかなり安く価格を設定。ASUSTeK ComputerのP2Bが2万円以上に設定されていた時に、すでに1万円台の半ばだった。つまりBH6は(1)のコストという条件も併せて満たしており、

   (1)コスト
   (3)ユニークな機能
という2つの条件を兼ね備えていたからこそ秋葉原で大人気となったのだ。

 さて、他のマザーボードベンダーとてこの状況を指をくわえて見ていたわけではない。各ベンダーともBH6撃墜のために様々な製品を投入し始め、BH6だけがアドバンテージを持っているという状況ではなくなってきた。



■ BIOSでの電圧設定が可能な新しいAX6BC

AX6BC TypeR V.spec
AX6BCシリーズ最新版。FSBの設定可能でそのバリエーションが豊富なのは従来製品Type Rと同様。V.specではこれに加えて、BIOSセットアップでCPUコア電圧を設定できるようになった
 Acerの関連会社であるAOpenは、日本におけるマザーボードのブランドネームとしては間違いなくトップ3に入るマザーボードベンダーだ。日本では日本エイサーアイ・オー・ネットの2社が正規代理店となり販売されている。AOpen製品の特徴はきちんとした日本語マニュアルがバンドルされていることだ。英語マニュアルしかバンドルされていないマザーボードが多いなかで、日本語マニュアルがバンドルされている事実は評価していいだろう。

 さて、今回紹介するAX6BC TypeR V.specは日本エイサー扱いの製品で、昨年から発売されているAX6BCシリーズの最新バージョン。どう考えても某社のあの人気車からとったんだろうな的ネーミングセンスはなかなか泣かせるものがある。AX6BCシリーズはこれまで以下のような進化を続けてきた。

AX6BC初代オリジナルバージョン
AX6BC TypeR高クロックのFSBサポート
AX6BC TypeR V.spec最新版

 二代目と言えるAX6BC TypeRはクロックジェネレータが新しいバージョンになった製品だ。このクロックジェネレータはその名の通りCPUやチップセットに与えるクロックを生成しており、そのマザーボードでFSBのクロックをどこまで上げられるかは、搭載しているクロックジェネレータの性能に依存している。一般的にはIC WorksないしはICS(Integrated Circuit Systems)のチップを採用している場合が多く、たいていのマザーボードはどちらかのクロックジェネレータを搭載している。


【表1:W164CのFSB設定】
FSBクロックPCIクロック
66.833.4
68.534.25
7537.35
83.341.6
10033.3
10334.25
11237.3
11739.0
11729.25
12431.0
12932.25
13333.3
13834.5
14335.75
14837.0
15338.25

 AX6BCシリーズではIC Works社のクロックジェネレータを採用しているが、TypeR以降ではW164Cというクロックジェネレータが採用されている。このW164Cの特徴はFSBの設定が可能で、しかも設定が豊富なことだ。W164Cのデータシートによると、表1のようなFSB設定をサポートしていることになっている。これを見ればわかるように、FSBのクロック設定は実に16通りもあり、こんなに要るのかと感じてしまうほどだ。はっきり言ってマザーボードを普通に使うのであれば、16通りものFSBクロックの設定は必要ない。なぜならば、現在唯一P6バス用のCPUを発売しているインテルが正式にサポートしているFSBのクロックは、Pentium II / Pentium IIIの100MHzとCeleronの66MHzだけだからだ。
 では、何に使うのか? それは、もちろんクロックアップのためだ。

 一般的にCPUの内部クロックは以下のような計算式で求められる。
    CPUクロック=FSBクロック×倍率
例えばPentium III 450MHzであれば、FSBは100MHzで倍率は4.5倍となり、100MHz×4.5=450MHzという計算になる。もし、ユーザーがクロックアップしたいと考えるのであれば、FSBのクロックないしは倍率のどちらかのパラメータを上げていくことになる。例えば、倍率を5倍にすれば100MHz×5=500MHzとなり、450MHzから500MHzへのクロックアップが可能になる。

 しかし、ここで重要になるのは最近のインテル製CPUには倍率ロックがかかっていることだ。このため、Pentium III 450MHzであれば、4.5倍以外の設定には決してできない(なぜインテルがこうしたロックをかけているかは本記事の本筋とは関係ないので触れないが、おそらくリマーク対策のためだろう)。このため、現状でPentium IIIやCeleronを利用してクロックアップするにはFSBを上げていくしかない。そこで、現在のマザーボードではいかに多くのFSB設定を用意しているか、それこそが非常に重要になっているのだ。そういう観点から考えると、16通りもの設定を持っているAX6BC TypeRはマニア好みな製品だといってよい。

 さて、今回紹介する最新版のAX6BC TypeR V.specは、さらにBIOSセットアップでCPUコア電圧を設定できるようになっている。これはABIT ComputerがBH6で始めた機能とほぼ同じであるが、BH6と異なる点は選択できるコア電圧が標準電圧(Pentium IIIやCeleronは2.0V)+0.1V、標準電圧+0.2Vとやや設定が少ないことだ。ただし、あまり高い電圧にすると最悪の場合CPUを壊してしまうことを考えれば、妥当な選択だと思う。今回はこの機能を利用して、手元にあったCeleron 333MHz(66MHz×5)をクロックアップしてみた。標準電圧では500MHz(100MHz×5)で、BIOS画面が出ただけで死んでしまった個体だが、電圧を+0.2VにしてみたところWindows 98が起動するようになった。このように、CPU個体の耐性の問題で成功しなかったクロックアップも、こうしたより高い電圧に設定することにより成功する確率が高まる可能性がある。そういった意味では、今までいわゆる「はずれ」を引いて悔しい思いをしているユーザーであれば、AX6BC TypeR V.specを購入してチャレンジしてみる価値があると思う。


 
AX6BC TypeR V.specのクロックジェネレータ、W164C   BIOSセットアップでCPU電圧を設定する


■ 新しい付加価値の方向を示したGIGA-BYTE GA-BX2000

GIGA-BYTE GA-BX2000
Dual BIOSと、メモリサスペンド機能を備える。ただしテストした限りではメモリサスペンド機能の方は現在のバージョンでは、かなり環境を選ぶようだ
 厳しい言い方をすればAX6BC TypeR V.specがABITのBH6が既に実現していた機能を取り込んだだけとも言えるのに対して、それとは違ったアプローチをとってきたベンダーもある。それがGIGA-BYTE Technologyだ。長らくASUSTeK Computerと並んで日本における2大メジャーブランドだったGIGA-BYTEの地位は、大きく低下したというのが秋葉原における通説だ。これまでGIGA-BYTE製品の特徴は、そこそこ速くしかも安定しているというものだったが、既に述べたようにどのメーカーもインテルの同じチップセットを採用することで、そうしたクオリティの差はかなり小さくなり、相対的にGIGA-BYTEのアドバンテージが失われていった。そうしたなかで失地回復を図るべく、今回GIGA-BYTEが投入したのがGA-BX2000だ。GA-BX2000には2つのユニークな機能が搭載されている。1つはDual BIOSであり、もう1つがメモリサスペンド機能だ。

 Dual BIOSとはその名の通り、マザーボード上にBIOSを格納しているROMを2つ搭載する技術のことだ。BIOS(Basic Input Output System)とはPCに接続されているディスクやキーボードなどを制御するプログラムで、PCを動作させるのに欠かせないものだ。このBIOSはハードウェアと密接に関わっており、例えば新しいCPUを利用する場合には最新バージョンのBIOSが必要になる場合がある。そうした場合にはマザーボードベンダーが配布するBIOSアップデートプログラムを利用してBIOSのアップデートを行う。ROM(Read Only Memory)なのになぜ書き換えられるのかという読者もおられるだろうから念のため説明しておくが、最近のROMはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)と呼ばれるROMになっていて、特殊なプログラムを利用すれば書き換え可能になっているのだ。

 さて、ユーザーが自分でBIOSを書き換える時に注意したいのは、BIOSのアップデート時に電源が落ちたり、誤ってキーボードリセットしてしまった場合などには、BIOS ROMに格納されているBIOSプログラムはすべて消えてしまい、PCは二度と起動しなくなることだ。自作PC用語ではこうした事態を「BIOSを飛ばしてしまった」などというが、起動しないということはそのマザーボードが利用できなくなるということを意味している。こうした場合にはROMライターと呼ばれる特殊な機械を利用してROMに内容を書き込むか(実際にそういうサービスを行なっているショップもある)、メーカーに持ち込んでROMを交換してもらうしかない。しかし、その飛ばしてしまったマザーボードが常用しているPCだったりした場合には、メーカーの修理を悠長に待っていることはできない。そうした場合には多くのユーザーが結局マザーボードを買い換えるということになる。

 そこで、GIGA-BYTEではGA-BX2000に2つのEEPROMを搭載している。1つはメインのBIOSで通常使用し、もう1つはバックアップのBIOSだ。具体的にはメインのBIOSを書き換えている時に何らかの事故が発生してメインのBIOSを飛ばしてしまったとしても、その場合はバックアップのBIOSで起動しメインのBIOSのリカバリーを行なうことが可能なのだ。この有り難さは、筆者のようにBIOSを飛ばしてしまった経験があるユーザーであれば骨身にしみてわかることだろう。

 GA-BX2000はもう1つのユニークな機能をサポートしている。それがACPI(Advanced Configuration and Power Inteface)によるメモリサスペンドで、GIGA-BYTEではSuspend To Ram(STR)と呼んでいる。メモリサスペンドとはわかりやすく言ってしまえば、我々がノートパソコンで「サスペンド」と呼んでいるスリープ(休止)状態のことだ。ACPIでは表2のようにS0からS5までの6段階のスリープ状態を規定している。このうち、いわゆるメモリサスペンドに相当するのがS3レベルで、これを実装できるかどうかが今後は重要になる。なぜかと言えば2000年から米国の環境保護局が推進するEnargy Starプログラムのロゴを取得する条件が、「スリープ時には消費電力が15W以下でなければならない」と変更されるからだ。このスリープ時に消費電力15Wという条件は割と厳しく、これをクリアするには前述のS3レベルをマザーボードに実装する必要がある。今回のGA-BX2000はS3レベルつまりはメモリサスペンドを他ベンダーに先駆けて搭載したというわけだ。

【表2:ACPIで規定しているS0からS5までの6段階のスリープ状態】
名称状態
S0通常稼働状態
S1CPUやチップセットはそのまま
S2CPUとチップセットはオフ
S3メモリ以外はすべてオフ
S4メモリの内容をハードディスクに待避
S5ソフトオフ

 しかし、このS3レベルのサポートは、マザーボードベンダーに難しい選択を強いる。というのも、PC/AT互換機の世界では拡張カードはそれこそ星の数ほどあり、それらのすべての拡張カードを挿した状態でサスペンドに成功するかどうかは検証のしようがなく、すべての拡張カードでの動作を保証できるものではないからだ。実は過去にASUSTeK ComputerもS3レベルつまりはメモリサスペンドをサポートしたマザーボードを発売する予定があった。P2B-Eと呼ばれていた製品がそれだが、これは拡張カードを挿したときの互換性が保証しきれないということで、結局P2B-Eはメモリサスペンド機能を削ったP2B-Fとして発売された。そうしたことを考えれば、GIGA-BYTEも同様の問題を抱える可能性もあり、ギャンブルに出たと言うこともできる。

 今回筆者は表3のような構成でメモリサスペンドが可能かどうかをテストしてみた。GA-BX2000のマニュアルに指示された手順通りに、Windows 98をACPIモードに移行すると、メモリサスペンドの機能を利用できるようになる。電源スイッチを押すか、スタートメニューからWindowsの終了を選び「スタンバイ」を選択すると、サスペンドモードに移行することができる。他のマザーボードでスタンバイを選択すると、ビデオカードやチップセットには電流が流れた状態のままになるので、チップの温度は熱いままだが、GA-BX2000ではチップセットやビデオカードなども電源が切れているようで、温度が常温に戻っているのを確認することができた。また、GA-BX2000にはボード上にメモリに電源が入っていることを示すLEDが搭載されているが、確かにそれは点灯しっぱなしになっており、メモリだけには電源が供給されている状態になっているのがわかる。

【表3:GA-BX2000テスト環境】
メモリ64Mバイト(PC-100 SDRAM、CL=3)
HDDQuantum Fireball EX6.1
ビデオカードMatrox Millenium
Matrox Millenium G200
ASUSTeK Computer AGP-V3000
ATI Technologies RAGE MAGNUM
Quantum3D Raven3D

 しかし、残念ながら筆者の手元にあったどのビデオカードでもサスペンドから通常状態への復帰には成功しなかった。GA-BX2000のマニュアルには成功した拡張カードの組み合わせが掲載されており、それによるとATI RAGE 3D PROを搭載したビデオカード、LeadtekのWinFast L2300、GIGA-BYTE自身のGA-600などでテストし利用できることを確認しているという。今回はこれらのカードを入手できなかったので、実際に動作しているのかは確認することができなかったが、筆者が持っているようなビデオカードの多くで動作しなかったことを考えると、互換性にはかなり大きな不安を抱えていると言わざるを得ないだろう。

 このように、現状ではメモリサスペンドが実用になるかには?をつけざるを得ないが、Dual BIOSのメリットは既に述べたとおりであり、信頼性を重視したいユーザーであれば真剣に検討したいマザーボードだと言っていいだろう。

 
GA-BX2000は、2つのBIOSチップを搭載している   メモリに電源が入っていることを示すLEDが搭載されており、サスペンド時も点灯しつづけていることから、メモリには電源が供給されていることがわかる



■ 次はどんなアイディアが投入されるのか

 以上のように、今回は2つのメーカーのマザーボードを取り上げて、新しい機能をいくつか試してみた。BH6以外にもBIOSコア電圧を簡単に変更してよりクロックアップを楽しんだりすることができるマザーボードが増えるのは非常に歓迎すべきことだと思う。もちろん、GIGA-BYTEのようにユーザーの使い勝手が向上するような機能をいち早く搭載するという方向性も評価できる。

 秋葉原のマーケットにマザーボードという商品が登場してから、すでに5、6年が経過している。そういう意味ではそろそろ市場も成熟期を迎えており、今後ブランドの淘汰が始まる可能性もある。今後日本市場でいかに生き残っていくか、それを分けるのは案外と今回紹介したような他製品と差別化ができていくベンダーかもしれない。そうした意味で、今後マザーボードベンダーがどういった次の一手を出してくるのかを楽しみにしたい。

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【4月17日号】AX6BC TYPE Rの新型とI/O電圧の調整可能なマザー登場
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/990417/etc.html#vspec
【4月3日号】信頼性向上のためBIOSもDualに
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/990403/etc.html#dualbios

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[Text by 笠原一輝@ユービック・コンピューティング]


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