ウルトラセブンと共にポーズをとる円谷プロダクションの円谷一夫氏(左)と、松下電器産業の樋野淑雄氏(右) |
標準価格:各3,800円
オープニング画面。“特典映像”と“5.1ch音声”項目に注目 |
今回、発売に先駆け報道関係者に、デジタル化の主旨の説明と映像が公開された。
今回のデジタル化の主旨としては「ウルトラシリーズはすでにウルトラQから約33年ほど経過しており、たくさんの人から愛されている。日本の文化とも言える域にまで達しているので、より多くの人に末永く見て欲しいと考えている」ところからきているという。
デジタル化の過程も同時に説明された。「現在、保存されている16mmネガは傷や汚れのほか、裂けている部分などがあり、修復はかなり難しい状況となっていた。これらのネガフィルムをクリーニングし、その後にデジタル変換。最終的にはデジタル上で1カットずつ、色の補正や傷の修正作業を行なった。作業時間はかなりかかっており、各話100時間ずつかけ細かく修正していった」。円谷プロダクションによれば、「通常100分程度の映画であれば片面1層で事足りるのだが、DVDウルトラセブンでは片面2層使っている。できるだけ高い転送レートを使い、より高画質を目差した」としている。
音声に関してもまずノイズリダクションがおこなわれ、若干の位相をかけ、疑似ステレオ化している。もちろん、放送当時のモノラル音声も収録。さらに、各巻4話の中1話だけ選び5.1ch化される。選定条件としては当時の監督と密に打ち合わせができ、闘いのシーンなどが多く5.1chにして効果的であることが条件という。作業時間としては「各話1週間程度かかった」という。
パッケージデザイン。「デジタル時代と言うことで凝ったデザインも考えたが、ストレートでわかりやすいものを採用した」という |
ウルトラセブンのDVD化の後、ウルトラマン、ウルトラQと順次デジタル化作業がおこなわれ、DVDソフトとして発売されることになる。
(C)1967円谷プロ
□パナソニックデジタルコンテンツのホームページ
http://www.pdci.co.jp/
ニュースリリース
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn990215-1/jn990215-1.html
□DVDウルトラセブンのページ
http://ultra.pdci.co.jp/
□円谷プロのホームページ
http://www.tsuburaya-prod.co.jp/
('99年4月22日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]