日本語化されたメニュー

　カシオ計算機株式会社は、0.5秒間隔で記録・再生できる131万画素デジカメ「QV-5500SX」を3月13日に発売する。価格は63,000円。

　16MBのバッファを内蔵することにより、静止画の記録・再生が高速に行なえるのが特徴。6枚目までのシャッター間隔は、液晶利用時で1秒、光学ファインダ利用時で0.5秒を実現した。ファイル形式はJPEGで、記録サイズは1,280×960/640×480ピクセルの2種類から選択可能。記録メディアはコンパクトフラッシュで、同梱の8MBメディアを使用した場合の記録枚数は、最高画質（1,280×960ピクセル）で14枚、最低画質（640×480ピクセル）で55枚。

　動画撮影機能も備える。動画のファイル形式はMotion JPEGのAVIで、10コマ／秒。記録サイズは、320×240/160×120ピクセルの2種類から、記録時間は3.2/6.4/9.6秒の3種類から選択できる。

　液晶ディスプレイは、12万画素の1.8インチHAST液晶（Hyper Amorphous Silicon TFT）で、各操作を行なうメニュー表示は、日本語化された。バッテリは単3電池4本を使用し、アルカリ電池利用時の連続撮影枚数は約360枚。

　撮影機能として、±0.5EVの露出で3コマ連続して撮影できる「AEB撮影モード」や、撮影済みの画像に重ね撮りすることで合成写真が作れる「多重露出撮影モード」、マルチ／スポット／中央重点の3種類から選べる測光方式などの機能が搭載されている。

　また、動画・静止画記録をHTML形式で行ない、Webブラウザで一覧表示やスライドショーができる「カードブラウザ機能」、2倍/4倍のデジタルズーム、0.5秒間隔で6枚まで連続撮影が行なえる連写機能、何枚かに分けて撮影した画像をカメラで合成できるパノラマモードなどを備える。

　同梱ソフトはWindows 95/98とMacintosh対応のハイブリット版で、パノラマ作成ソフト「Spin Panorama Ver.2.1」や「QuickTime 3.0」、「QV-Link」などが付属する。

【主な仕様】
・CCD：1/3インチ131万画素（有効125万画素）　原色フィルター採用
・レンズ：F2.8　f=5.47（35mmフィルム換算 36mm相当）
・フォーカス：外部位相差検出方式オートフォーカス（マニュアルフォーカス可）
・撮影可能距離：約0.3m～、マクロ時 約10cm～
・フラッシュ撮影範囲：0.7～2m
・シャッタースピード：1/8～1/500秒
・露出補正：プログラムAE/-2EV～+2EV
・ホワイトバランス：自動、固定（4モード）
・ビデオ出力：NTSC/PAL両対応
・本体サイズ（幅×奥行き×高さ）：131×43×69mm
・重量：約250g（電池含まず）

□カシオのホームページ
http://www.casio.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/productnews/qv_5500sx.html
□製品情報
http://www.casio.co.jp/QV-Magazine/Info/qv_5500sx/

('99年2月25日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]