やじうま in MACWORLD Expo/Tokyo Part2
San FranciscoとTokyo、基調講演のdiff
会期:'99年2月18日~2月20日 開催
会場:幕張メッセ
MACWORLD Expo/San Franciscoと今回のTokyoの基調講演の内容がほぼ同一だったというのは既にお伝えした通り。しかし、読者から「一部ローカライズされた部分もあったというが、そのあたりもレポートすべきではないか」というメールをいただいた。そこで、SFと幕張の基調講演の違いを、以下で記憶の許す限りお伝えしたい。
SFではIDGのエグゼクティブ(名前を失念しました)がジョブズ氏の紹介役を務めたが、幕張では原田社長が紹介した(写真)。IDGの人の話はかなり長かった(プレスの多くがこの間2、3枚撮影して露出を合わせる)が、原田氏の話はほんの一瞬で終わった。生ジョブズを1分1秒でも早く見たいという聴衆への気配りが感じられた。
基調講演冒頭に上演されるHAL9000のビデオに、字幕がついていた(写真)。
ジョブズ氏は、SFではひげをきれいに剃っていたが、幕張では無精ひげをはやしていた。
日本でのiMac購入者層の円グラフを示した。初めてパソコンを買ったユーザーが46%、Wintel機ユーザーが16%と、これまでMacユーザーではなかった層が62%を占め、Mac市場の拡大にiMacが大きく貢献したと紹介された。従来からのMacユーザーの買い替え・買い増しは38%。
ジョブズ氏が、'98年5月6日以後にリリースされたアプリケーションは1,559本で、日本語版のアプリケーションも901本リリースされたと述べた。
IE4.5のデモで、ベン・ウォルドマン氏が日本語で挨拶した。また、日本語が表示できることを示すために、PC Watchのホームページにアクセスした(ちょうど電池が切れて写真を撮りそこなった。残念)。さらに、漢字のルビを表示する機能があることをデモした(写真)。
IE 4.5のデモでマシンを再起動した。長い間を持たせるため、ウォルドマン氏がジョークを言った。
SFではQuake III Arenaのデモをid Software社長のジョン・カーマック氏が行なったが、幕張ではジョブズ氏が行なった。カーマック氏は幕張ではビデオコメントを寄せている(写真)。
ジョブズ氏が、CVGSは日本では夏か初秋くらいに出ることを期待している、と述べた。
フィル・シラー氏によるCVGSのデモに使われたタイトルは、SFではCrash Bandicoot 3(ちなみにキャラはCoCoを使用)、幕張ではグランツーリスモだった。
ジョブズ氏が、Apple Storeを日本でも今日(18日)から開始すると述べた。
これはけっこう重要だが、Mac OS Xサーバーの日本語版は4月にリリースするとジョブズ氏が述べた。
Mac OS Xサーバーのデモが失敗した。
5色のiMacが演壇に登場しなかった。
□MACWORLD Expo/Tokyoホームページ
http://www.idgexpo.com/MACW/99/index.html
□アップルコンピュータのホームページ
http://www.apple.co.jp/
('99年2月19日)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]
ウォッチ編集部内PC Watch担当
pc-watch-info@impress.co.jp