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プロカメラマン山田久美夫のPMA99前日レポート

米東芝の超小型214万画素単焦点機など新製品が早くも登場

PMA垂れ幕 '99年2月18日 開幕(現地時間)

会期:2月18~21日(4日間)
会場:Las Vegas コンベンションセンター


 毎年2月に開催される全米最大のカメラ関連イベントである「Photo Marketing Association International(PMA99)」が、現地時間の明日18日からラスベガスで開催される。

 すでに16日~17日には、PMAの一環として、セミナー中心のデジタルフォト関係イベントである「DIMA」(The Digital Imaging Marketing Association )も開催されており、PMA全体がデジタル化への盛り上がりを見せている。

 さて、PMA初日を明日に控えた17日夜には、プレス向けのプレイベントである「DIGITALFOCUS'99@PMA」が開催され、PMA発表となる新製品がそこで先行して公開された。詳細なレポートはPMA開催後にお送りするが、今回はそこで姿を見せた新製品について、一足先に簡単にレポートしよう。


●米国 東芝、超小型214万画素モデル「PDR-M4」を出品

 東芝の現地法人であるTOSHIBA Americaは、超小型の214万画素CCD搭載機「PDR-M4」を出品した。このモデルは、東芝の自社開発によるニューモデルで、アルミダイキャストボディを採用したスタイリッシュな単焦点モデルだ。

 CCDは1/2インチの原色系214万画素タイプを搭載しており、レンズはAF式の単焦点タイプ。記録媒体はスマートメディアで、128MBカードまで対応。外部インターフェイスはUSBを採用しており、付属ソフトとの連携でプラグ&プレイ的な使用感を実現しているという。


●Agfa、130万画素3倍ズームモデル「ePhoto CL-50」を出品

 Agfaは先月のCESで発表した「CL-30」の上級機として今回、130万画素の光学3倍ズームレンズを搭載した「ePhoto CL-50」を出品。

 本機の特徴として、同社の画像補間ソフト「PhotoGenie」により190万画素相当のプリント画質が得られる点と、画像とともに最大10秒の音声が記録できる点、SunCatcherと呼ばれる外光採光式の液晶モニターを搭載している点などをアピールしていた。


●ミノルタ、3D撮影ができるDimage EXとRD-3000を出品

 ミノルタは、MetaCreation社と共同で、Dimage EXをベースに、ワンショットで3D撮影ができる3D Photo System「Meta Flash」を出品していた。このモデルは、DImage EXのボディーとレンズの間に特殊フィルターを装備した3D撮影用ユニットを装着したもの。

 まだモックアップの段階で、今日の時点では撮影された3D画像を見ることができなかったが、十分にフォトリアリティーのある3D写真が得られるという。また、画像ファイル形式もやや特殊ではあるが、Windows98環境では標準でサポートされているため、インターネット上での閲覧も容易という。


 また、同社はレンズ交換式一眼レフタイプの270万画素モデル「Dimage RD-3000」も出品しており、こちらは話題のCF Type2タイプHDDドライブ「IBM MicroDrive」を使った実写デモを行なっていた。

□PMA99のホームページ(英文)
http://www.pmai.org/

('99年2月18日)

[Reported by 山田久美夫]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp