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　キヤノン株式会社は、普及クラスでありながらRGB各色12bit入出力を実現し、階調性や色再現性を向上させたフィルムスキャナ「CanoScan FS2710」を3月初旬から発売する。価格はWindows、Macintosh両用モデルが89,800円で、PCI用SCSIボード同梱のWindowsモデルは95,800円。

　CanoScan FS2710は、レンズなどの光学系を新規に開発したことでノイズを低減。また、12bit A/Dコンバータを同社の普及クラスで初めて採用したことで、解像度2,720dpi、RGB各色12bit（4,096階調）で読みとり、8bitもしくは12bitでデータ出力することが可能となった。このほか、新開発の色味アルゴリズムを採用し自動色味調節機能を向上させたという。35mmフィルムのほか、同梱されるAPSフィルムビューアを使用することでAPSフィルムのスキャンも可能となっている。

　同梱ソフトは「Adobe Photoshop 4.0LE」、電子アルバム作成ソフト「プレスト！ フォトアルバムLE」、画像管理ソフト「プレスト！ ミスターフォト」など。

【CanoScan FB620U】

　また、フラットベッドスキャナ「CanoScan FB320U/FB620U」の2機種も同時に発表した。これは従来製品「CanoScan FB320P/620P/620S」と機能は同じで、USBインターフェイスを採用したもの。ただし対応機種はWindows 98のみで、Macintoshには対応していない。価格はFB320Uが24,800円で4月中旬発売、FB620Uは39,800円で3月中旬発売。

□キヤノンのホームページ
http://www.canon.co.jp/

□ニュースリリース（フィルムスキャナ）
http://www.canon-sales.co.jp/Whatsnew/1999-kami/pr_fs2710.html
□ニュースリリース（フラットベッドスキャナ）
http://www.canon-sales.co.jp/Whatsnew/1999-kami/pr_fb320.html

('99/2/18)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]