オープンプライス
(推定小売価格:通常パッケージ 12,800円
デラックス パック 15,800円)
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マイクロソフト株式会社は、英会話学習ソフト「Encarta インタラクティブ英会話」日本語版を、4月上旬から発売する。対応OSはWindows 95/98/NT 4.0 SP3以降。ソフトウエアのみの通常パッケージと、マイク、内容に準拠したワークブックとリスニング用オーディオCDを同梱した「デラックス パック」の2種類のパッケージが用意される。価格はオープンプライスで、推定小売価格はそれぞれ12,800円と15,800円。マイクロソフトでは、この製品を足がかりにマルチメディア百科事典として定着していたEncartaブランドを、教育分野にも広げていくとしている。
なお、ワークブック、リスニング用オーディオCDは株式会社アルクが製作したもので、「Encarta インタラクティブ英会話・聞こう話そう かんたんイングリッシュ」(1,800円)として、単体でも発売される。
Encarta インタラクティブ英会話は、初級~中級(TOEIC平均点程度)レベルを対象としており、日常会話の学習がテーマとなっている。「お金と買い物」や「旅行とホテル」など10のテーマ(ユニット)が用意され、ビデオクリップを利用して「Microsoft Speech Technology」の音声認識による発音の練習や、聞き取り、文法などを学習できる。ビデオクリップには別途ゆっくり発音して録音した音声も用意されるほか、英語字幕をリアルタイムで表示したり、日本語訳や、文法の解説などを参照できる。
それぞれのユニットには、ビデオクリップのほか「バーチャルチャレンジ」を用意。これは、3D空間を自由に歩き回り、登場人物の質問に音声で答えたり、指示に応じた行動をとることで課題をクリアしていくゲーム感覚のモードとなっている。
これら各モードの全体的な学習計画は、「学習プランナ」により曜日や時間を指定して、個別の時間割を自動作成する。また、オンラインサービスも用意されており、株式会社ECCのネイティブ講師が、マイクロソフトのインターネット上の専用掲示板を通じて、英語/英会話に関する質問を受け付ける。
同社が新たに英会話学習ソフト市場に参入することにより、既存のソフトメーカーには大きな脅威となりそうだが「パイを奪うわけではなく、市場の底辺を広げることが目的」としている。同社の調査ではPC上で英会話を学習したい人が50万人いるとしており、出荷本数は10万本を予定している。
「学習プランナ」。ここで学習計画を作成する。
ビデオクリップを使用して聞き取り、発音、文法を学習する。
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「バーチャルチャレンジ」では、3D空間を歩き回って課題をクリアしていく。
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('99年2月15日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]