Web TVネットワークス、Dreamcast用WebTV接続キットを今春提供


WebTVの最新状況などについて説明するウェブ・ティービー・ネットワークス副社長の富田泰正氏。WebTVは米国で、70万台・登録ユーザー数150万人を超えたと述べたが、国内ユーザー数は依然として非公開のまま
 ウェブ・ティービー・ネットワークス株式会社は9日、記者説明会を開催。すでにアナウンスされているDreamcast用「WebTV接続キット」を今春Dreamcastユーザー向けに提供、Dreamcastからの接続サービスを開始すると述べた。合わせて、Dreamcastユーザー向けのゲーム関連コンテンツなどを用意する予定であると発表した。

 Dreamcast用に提供されるWebTV接続ソフトはWindows CEのカーネルを使用。Dreamcastのコントローラと別売のキーボードに対応しており、サービスの利用料金は通常のWebTVサービスと同等で1カ月15時間まで2,000円、15時間を超える分については1分間5円となる。接続キットはDreamcast同梱のハガキを返送したユーザーに無償で配付されるほか、Dreamcast本体への同梱やゲーム雑誌への添付などを検討中であるという。
 Dreamcast用接続キットでは、ハード仕様の違いによりAV入力、プリンタポート、マイク端子などを使用する機能およびテレビのコントロールなどはできないが、基本機能については専用端末と同様に利用できるとしている。ちなみに、従来から販売されている専用端末はソニー、松下などから発売されているが、価格はソニーのものが45,000円(キーボード別売)。

 同社では、Dreamcast接続キットの提供と同時に、Dreamcastユーザー向けのゲーム関連情報番組の提供を予定している。週刊ゲーム情報として、ソフト売れ筋ランキング、翌週発売のゲームのレビュー、ソフト発売スケジュール、イベントレポートなどの情報を提供するほか、Dreamcast専門誌へのリンク集も用意される。なお、サービス開始は今春、3月から4月にかけて、と説明されたが、ゲーム関連情報のイベントレポート第1回は3月19日から開催されるTOKYO GAME SHOWのレポートとなる予定だとしており、早ければ3月中旬ころからサービスを開始する予定のようだ。

 質疑応答では、やはりドリームキャストネットワークとの切り分けについての質問が多く出されたが、「WebTV独自の番組なども用意するため、そうした部分を利用したいユーザーに使っていただけるのではないか」とコメントするに留まった。また、昨年Microsoft社が開発中であるとしていたInternet ExplorerのDreamcast版については、現時点では未定であると述べた。

□ウェブ・ティービー・ネットワークスのホームページ
(2月9日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.webtv.co.jp/
□セガのDreamcast情報ページ
http://www.sega.co.jp/dreamcast/
□関連記事
【'98年10月13日】インタビュー:Dreamcast版のInternet ExplorerとWebTVはどうなるのか?(Internet Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/981012/dcie.htm

('99年2月9日)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]


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