日本アイ・ビー・エム株式会社（以下、日本IBM）は、Aptivaシリーズを一新する。低価格なデスクトップ型の「Aptiva 133/143」シリーズと、マイクロタワー型の「Aptiva 243/273/573」シリーズが用意される。価格はすべてオープンプライス。

　新たに、15インチTFT液晶ディスプレイセットモデルが全シリーズに用意された。液晶ディスプレイの解像度は、1,024×768ドット。プレインストールOSはWindows 98で、音声対応日本語変換システム「VoiceATOK」を同梱するのは、全モデル共通。

Aptiva 133/143シリーズ

IBM PC Direct価格：
Aptiva 133　134,000円/249,000円
Aptiva 143　149,000円/264,000円
（15インチCRT/15インチTFTのセット順）

　K6-2/333搭載の低価格モデルで、発売日はすべて2月13日。従来機種「D1J」シリーズに比べ、CPU、HDDが強化された。筐体はデスクトップ型で、付属のスタンドを利用すれば横置きも可能。OSはWindows 98。

　プリインストールソフトとしてMicrosoft Word 98/Excel 97/Outlook 98がバンドルされる「143」と、バンドルされない「133」の2モデルが用意される。基本仕様は共通で、メモリ64MB、HDD 4.2GB、32倍速CD-ROMドライブ、V.90/K56flex対応の56kbpsモデムを備える。チップセットは、ビデオ機能を内蔵するSiS5598で、メインメモリの4MBをビデオメモリとして使用する。

　セットのディスプレイは、15インチCRTと、15インチTFT液晶から選択できる。

□Aptiva 133/143シリーズの製品情報
http://www.ibm.co.jp/pc/aptiva/apeds92/apeds92a.html

Aptiva 243/273/573シリーズ

IBM PC Direct価格：
Aptiva 243　189,000円/214,000円/304,000円
Aptiva 273　214,000円/239,000円/329,000円
Aptiva 573　324,000円/349,000円/439,000円
（15インチCRT/17インチCRT/15インチTFTのセット順）

　K6-2/350搭載の「243」、K6-2/400搭載の「273」、Pentium II 450MHz搭載の「573」の3シリーズが用意されるマイクロタワー型のハイエンドモデルで、発売日はすべて2月3日。

　従来モデルからの強化点は、HDD、ビデオチップなど。最上位モデルとなる「573」シリーズのみ、4倍速のDVD-ROMドライブとソフトウェアDVD、スクロール機能付きのマウス「ScrollPoint Mouse」を標準で備える。

　全モデルとも、Microsoft Word 98/Excel 97/Outlook 98が同梱されるほか、音声認識ソフト「ViaVoice 98」、Aptivaを声で操作できるソフト「声でAptiva!」など、多くのプリインストールソフトが付属する。

　セットのディスプレイは、15インチCRT（フラット管）、17インチCRT（マイクロフィルター管）、15インチTFT液晶の3種類から選択可能。

【主な仕様】

	Aptiva 243	Aptiva 273	Aptiva 573
CPU	K6-2/350	K6-2/400	Pentium II 450MHz
メモリ（最大）	64MB（256MB）	64MB（256MB）	128MB（384MB）
HDD	6GB	8GB	12GB
CD-ROM/DVD-ROM	最大32倍速CD-ROM	←	4倍速DVD-ROM
ビデオ	3D Rage Pro Turbo （AGP2X/8MB）	←	RIVA128ZX （AGP2X/8MB）
モデム	V.90/K56flex対応	←	←

　

□Apvita 243/273/573シリーズの製品情報
http://www.ibm.co.jp/pc/aptiva/apemi92/apemi92a.html
　

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/cgi-bin/PREScgiDep.pl?docid=PRES1213&caps=N&perc=90&keywords=

('99年2月3日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]