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ソニー株式会社は、VAIOノート各シリーズをモデルチェンジし、1月30日より順次発売する。改良点は、基本性能の強化や搭載ソフトウェアのバージョンアップで、本体サイズやデザインはほぼ従来通り。
また、ソニーはVAIOシリーズの'98年度の予想出荷台数が全世界で90万台に達するとの見通しを公表した。なお、ソニーの安藤国威上席常務は「作れば売れる状態で製造が追いつかない」と好調ぶりを語り、「3カ月ごとに新しいコンセプトの商品を次々に出したい」と述べた。
VAIOノート全機種に、i.LINK端子を持つVAIO同士で最大5~15Mbpsのデータ転送ができるソフト「Smart Connect」が搭載され、ファイル共有やデータ転送が可能となっている。Smart Connectは従来機種のユーザーへの無償提供が予定されている。また、他のソフトについても有償でのアップグレードが予告されている。
□i.LINK機能対応モデル「ソフトウエアアップグレードキット」有償提供予告
http://vaio.sony.co.jp/News/s_capt.html
□「Smart Connectドライバー」無料提供検討開始告知
http://vaio.sony.co.jp/News/s_conn.html
□「DVgate motion」今後のアップグレード案内
http://vaio.sony.co.jp/News/dv_upg.html
●PCG-C1R
・2月13日発売
・オープンプライス
・実売価格23万円前後
CCDカメラ「MOTION EYE」を内蔵し、コミュニケーション機能に重点を置いたPCG-C1の改良型。
MMX Pentium 266MHz、HDD4.3GBへと仕様が強化された。メモリは64MBのままだが、最大128MBまで拡張できるようになった。回路の改良で「MOTION EYE」の画質も向上したという。バッテリ駆動時間は、標準で約1.5~3時間、バッテリーパックL使用時で約3~6時間。重量は約1.1kg。
添付ソフトウェアは強化され、動画、静止画をメールで送れる「Smart Capture2.0」は、i.LINKで接続したDVカメラにも対応した。また、グラフィック管理ソフト「PictureGear」も3.0となり動画対応となった。 なお、従来のPCG-C1ユーザー用に、ソフトウェアのバージョンアップCD「PCG-C1ソフトウエアアップグレードキット」の発売が予告されている。価格は未定。
□製品情報
http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG-C1R/
□「PCG-C1ソフトウエアアップグレードキット」予告
http://vaio.sony.co.jp/News/c1_upg.html
●PCG-505S/PCG-505SX
・2月13日発売
・オープンプライス
・実売価格
PCG-505S:23万円前後
PCG-505SX:30万円前後
写真のDVカメラは商品に含まれません
B5ファイルサイズの505シリーズの最新機種、今回は505Sと505SXの2機種となった。ハードウェアではCPUとHDDが強化された。
搭載ソフトはバージョンアップされ、「PictureGear Ver.3.0」、「Navin'You Ver.3.0」などに加え、PCG-C1R同様「Smart Capture Ver.2.0」、「Smart Write」、「Smart Publisher」も搭載され、DVからキャプチャした静止画を簡単にメールに添付したり、HTML化できる。
505S | 505SX | |
CPU | MMX Pentium 266MHz | MMX Pentium 300MHz |
HDD | 4.3GB | 6.4GB |
メモリ | 64MB(最大128MB) | ← |
液晶 | 800×600ドット 10.4インチTFT液晶 |
1,024×768ドット 10.4インチ低温ポリシリコンTFT液晶 |
バッテリ駆動時間 (標準) |
約1.5~3時間 | 約1.5~2.5時間 |
〃(バッテリーパックL) | 約3~7時間 | 約3~6時間 |
本体重量(バッテリーパックS 搭載時) | 約1.22kg | 約1.24kg |
□製品情報
http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/PCOM/Note505S/
●PCG-777/BP、PCG-881/BP、PCG-885
・1月30日発売
・オープンプライス
・実売価格
PCG-777/BP:22万円前後
PCG-881/BP:28万円前後
PCG-885:32万円前後
A4ファイルサイズで、マルチパーパスベイに24倍速CD-ROMを内蔵したシリーズ。CPUとDVとの接続機能が主な相違点。
777/BPは、MMX Pentium搭載で、DVとの接続機能を持たない普及機。881/BPは、CPUがPentium II 266MHzとなり、別売のドッキングステーション経由でDVの静止画キャプチャが可能。
885は、Pentium II 300MHzで液晶とHDD容量が大きくなる。ドッキングステーション経由のDV接続は動画キャプチャが可能で、動画編集ソフト「DVgate Motion Ver 1.2」も付属する。
777/BP | 881/BP | 885 | |
CPU | MMX Pentium 266MHz | Pentium II 266MHz | Pentium II 300MHz |
HDD | 4GB | 4GB | 6.4GB |
メモリ | 64MB(最大256MB) | 64MB(最大192MB) | ← |
液晶 | 800×600ドット 12.1インチTFT液晶 |
← | 1,024×768ドット 13.3インチTFT液晶 |
バッテリ駆動時間 (標準) |
約3~6時間 | 約2.5~5時間 | 約2.5~4.5時間 |
〃(バッテリーパックL) | 約6~12時間 | 約5~10時間 | 約5~10時間 |
本体重量(CD-ROM内蔵時) | 約2.6kg | 約2.6kg | 約2.7kg |
□製品情報
http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCG885/
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/index-j.html
□VAIOのホームページ
http://vaio.sony.co.jp/
('99年1月21日)
[Reported by date@impress.co.jp]