IDC Japan株式会社は、2002年までの世界のディスプレイ市場予測レポート「Worldwide ディスプレイ市場予測」を発表した。

　今回のレポートによれば、'98年のディスプレイ市場は5兆1,927億円だが、2002年には6兆3,537億円まで拡大するとしている。また、CRTが占める割合が現在71.3％に対して、2002年には59％にまで低下し、市場規模も3兆6,991億円から3兆7,492億円へと501億円程度の微増に留まるという。理由としては、CRTの低価格化による金額ベースでの伸び悩みと、フラットパネルディスプレイ（以下FPD）のシェア拡大が挙げられるとしている。

　一方、FPD市場は、'98年が1兆5,068億円なのが2002年の段階では1.7倍の2兆6,273億円規模へ成長すると見込まれている。2002年までの平均年間成長率も11.7％という右肩上がりの成長が予測されるという。

□IDC Japanのホームページ
（1月11日現在、この製品の情報は掲載されていない）
http://www.idg.co.jp/IDC/

('99年1月11日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]