MACWORLD Expo/San Francisco

矢作 晃の展示会場レポート 第五弾
愛(i)のある風景 サンフランシスコ編

会期:'99年1月5日~1月8日 開催(現地時間)
会場:サンフランシスコ Moscone Convention Center

 さすがに全世界で80万台を超える売り上げを達成したというiMac。会場のいたるところで、おもわずニヤリとしたり、ビックリしたりさせられる関連製品が展示されている。iMac向けということで、USB対応の周辺機器もいくつか含まれているが、あちらのグループに入れるには忍びない面々をまとめてみることにしよう。


やはり、あったかというボンダイ・ブルー似のスキャナ。AGFAが出展したものでスペックは同社のUSB対応スキャナ「SNAPSCAN1212U」と同一である。トランスルーセントとはいっても、大事なところはちゃんと閉ざされているので、天井も一緒にスキャンされてしまうなんてことはない(当たり前だ)
家庭向けのコードレス電話。単に色が似てるだけではないスグレモノだったりするのがSingapore Shinei Sangyo Pte.の「McPiper」。背面にはちゃんとUSBポートが付いており、iMacにつないでVoiceMailを利用したり、iMacに留守番電話機能を持たせたりすることができるのだ。残念ながら写真には写っていないが、ハンドセット部分には液晶パネルやら、コマンドホイールやら、emailボタンやらが付いていて、かなり高機能な印象
iMacデザインのNew Beetleが当たるとあって、すごい人混みのRadiusブース。この人混みをかきわけてなかにはいると、ここに間借りしているmiroの新製品「iBug」をみることができる。なんとiMac用のカラーキャリブレータで、画面にひょいと貼り付けてコマンドを実行すれば、自動的にカラー調整とCCLファイルを作成してくれる。接続はUSBを利用しているので、新型Power Macintosh G3でも利用可能。119ドルという価格もリーズナブル

COMDEX/Fall'98のレポートでも紹介したが、CompuCableが販売している「iPeripherals」シリーズ。カタログを見る限りではやや製品ラインナップが少なくなったような気もするが、実際に展示しているサンプルの種類は増えていた

Subsidiary of Mactell Corp.の「iPower Command Console」。つまり、iMacと周辺機器で使用する電源のON/OFFを、iMacの下に敷いたこのコンソールで管理しようというもの。サージ対策も施されている
GRIFFIN Technologyの「iPort」。iMacに1,600×1,200ドットまで(ミラーリングなら1,024×768まで)のディスプレイを接続できる外部モニタポートと、シリアルポートを1個増設するアダプタ。シリアルポートはiMac内部のIrDAから引き出しているので、モデムやプリンタだけでなくLocalTalkにも対応できるという。個人的に買って帰りたい製品のひとつだったが、残念ながら入手はできず。日本での販売代理店はフォーカルポイントコンピュータになるという

 なお、名前も機能も一発勝負というコレとかコレも含めたマウス関連の製品はやじうま編で紹介しているので、合わせてご覧いただきたい。

('99年1月8日)

[Reported by 矢作 晃]


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