レーザー5（株式会社五橋研究所）は、米Red Hat Softwareの「Red Hat Linux 5.2」の日本語版「日本語redhat Linux 5.2」を'99年3月1日に発売する。対応機種はPC/AT互換機、ブートFD1枚とCD-ROM5枚のセットで価格は8,800円。

　Red Hat LinuxはLinuxの有力なディストリビューションの一つで、IntelとNetscapeの出資、Adaptecの開発協力などPC業界から注目を集めている。レーザー5のリリースによれば、Linuxディストリビューションの54％のシェアを持ち、正規製品版の累積出荷数は100万本を越えるとしている。

　OS本体に加え、HTTPサーバー「Apache」、Windows NT互換のファイル/プリントサーバー「Samba」、メールサーバー、ftp、telnetなどのサーバーソフトが付属する。

　日本語版は、インストーラー、Netscape Communicator、デスクトップ環境などが日本語化される。また、TrueTypeによる日本語表示、Canna、wnnによる日本語入力が可能。日本市場にあわせた周辺機器のサポートが追加され、日本語のインストレーションガイドが付属する。

　また、レーザー5では、株式会社キューアンドエーと業務提携し、従来はメールのみだったサポートを、電話、FAXに'99年1月から拡大する。パッケージには3カ月の無償サポートが付属するほか、有償（12,000円）で1年間のサポートの延長もできる。

　なお、「日本語redhat Linux 5.2」はサポートを受ける権利、フォント、ghostscript以外はライセンスフリー、自由に配布できる。

□レーザー5のホームページ
http://www.cdrom.co.jp/
□日本語redhat Linux 5.2用サポートサーバー
（12月21日公開予定）
http://www.redhat.cdrom.co.jp/
□Red Hat Softwareのホームページ
http://www.redhat.com/

('98年12月18日)

[Reported by date@impress.co.jp]