松下電器、コピープロテクション機能付きのIEEE 1394用LSI

DTCP対応IEEE 1394インターフェイスLSI

'99年3月サンプル出荷

サンプル価格 3,000円


 松下電器産業株式会社と松下電子工業株式会社は、デジタル保護規格「DTCP」に対応したIEEE 1394インターフェイスLSIの開発を発表した。サンプル出荷は'99年3月、サンプル価格は3,000円。

 DTCP(Digital Transmission Content Protection)は松下電器産業をはじめ、米Intel、株式会社日立製作所、ソニー株式会社、株式会社東芝の5社が共同で提案したIEEE 1394に対応するコピープロテクション技術。通信を行なう相互の機器間で認証と暗号化を行ない不正コピーを防止する。

 DTCPのライセンスは5社が設立した米Digital Transmission LicensingAdministrator(DTLA)により、9月23日から供与が開始されている。

 今回のLSIは、IEEE 1394のインターフェイス機能と、DTCP転送に必要な機能を1チップ化した。内部の並列処理による高速化でMPEG2データの最適伝送が可能としている。また、IEEE 1394の物理層を2ポート内蔵しており、複数の機器との同時接続もできる。デジタルTV、デジタル放送用STB(セットトップボックス)などへの組込を目的とする。


□松下電器産業のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/panasonic-j.html
□ニュースリリース
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn981207-3/jn981207-3.html
□米DTLAのホームページ(英文)
(12月8日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.dtcp.com/
□関連記事
【2月20日】米インテルら、IEEE1394に対応したコピープロテクション方式開発
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980220/intel1.htm

('98年12月8日)

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