America Online(AOL)は24日、Netscape Communications(Netscape)を買収することで合意したと発表した。買収金額は、42億1千万ドルで、買収方式はNetscape株1株あたりAOL株0.45株を割り当てる株式交換方式を取る。Netscapeの本拠地は、従来通りカリフォルニア州マウンテンビューに置かれる。
AOLでは、買収の目的として以下の点を挙げている。
・インターネット業界でもっとも知られたブランドのひとつが手に入る。
・NetscapeのブラウザとNetcenterにより、新たな何百万もの顧客に露出する機会が得られる。
・AOLとNetscapeのブランドをEコマースの促進のために利用できる。
・世界中の顧客に対するAOLのブランドイメージを向上させられる。
・世界的に著名な技術を有する開発チームを加えることによって、AOLの製品やサービスが拡大する。
なお、AOLでは同日Sun MicrosystemsとEコマースサービスを向上させるための開発と販売に関し、3年間に渡る業務提携を結んだことも明らかにした。SunはAOLにライセンスおよびマーケティングの費用として3億5,000万ドルを支払い、AOLはSunから5億ドル相当のシステムを導入する。
この提携により、SunはNetscapeブランドのミドルウェアを販売する権利を得た。また、次世代のNetscape NavigatorとCommunicatorクライアントについても開発に協力する。このバージョンにはSunのJava技術が導入される。
□AOLのホームページ
http://www.aol.com/
□Netscape買収に関するニュースリリース
http://www.aol.com/corp/news/press/more/981124.html
□Sunとの提携に関するニュースリリース
http://www-db.aol.com/corp/news/press/view?release=498&
□Netscapeのニュースリリース
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease707.html
□Sunのニュースリリース
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/9811/sunflash.981124.1.html
[Reported by date@impress.co.jp / Watchers]