【AtermIR450】

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背面パネル

LAN_TAドライバがUSBの項目に追加される

　日本電気株式会社（NEC）は、USBによるLAN接続が可能なISDNルータ「AtermIR450」（46,800円）を12月中旬に発売する。DSU内蔵型の「AtermIR450/D」（54,800円）も同時に発売される。IR450/D用のS点接続ユニットはオプション。

　AtermIR450は、TAとルータの兼用機で、シリアルポートで接続した場合はTAとして、USBおよび10Base-Tで接続した場合はルータとして動作する。コネクタはシリアルポートとUSBが各1つ、10Base-Tが4つ、アナログポート3つを備える。
　最大の特徴はUSBで接続した場合でもLAN接続となることで、LANアダプタを標準装備していないPCでも容易に接続できる。従来から、USB接続が可能なTAは存在するが、ルータへのLAN接続をUSBによって可能としたのはほぼ初めてと思われる。NECによれば「できてみれば、なぁんだと思われるかもしれないが、予想外に開発に時間がかかり製品化には苦労した」という。

　また、USBによる接続を重視した理由については、「初心者ユーザーに対して、TAとルータの間の敷居を意識させずに、PC本体の蓋を開けることなく簡単に接続できることをめざした」という。出荷時にはプロバイダの設定などを含むウィザードによるインストールプログラムを添付し、USBでケーブルをつなぎ、ウィザードを動作させるだけですべての設定が行なわれるという。なお、USBで接続した場合の通信速度は10Base-T経由とほぼ同等としている。
　ルータとしての機能は、現時点では標準的といえるもので、DHCPサーバー、アドバンスドNAT、液晶ディスプレイ表示などの機能を備える。ただし、PIAFSとOCNエコノミーへの対応は次回のバージョンアップ時に予定されている。

□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://aterm.cplaza.ne.jp/info/1998/info1109.htm
□製品情報
http://aterm.cplaza.ne.jp/product/ir450/index.htm

('98年11月9日)

[Reported by date@impress.co.jp]