Microsoft、NT 5.0の製品名を「Windows 2000」へ変更

'98年10月27日リリース公開(現地時間)



 米Microsoftは27日(現地時間)、従来、「Windows NT 5.0」としていた次期OSの正式名称を「Windows 2000」に変更すると発表した。同社副社長のBrad Chase氏はリリースで「従来は、NTという名称がクライアントとサーバーのどちら側のテクノロジーを指しているのか判別しにくいという状況があった。この混乱を解消するため」としている。「Windows 2000」の製品体系についても発表され、'99年中に4製品をリリースするとしている。

 従来の「Workstation」を引き継ぐ製品は「Professional」という名称に変更された。「全面的な改良を施した結果、すべてのビジネスニーズに対応した製品となった。ハイエンドのWorkstationに限定したOSではなくなった」ためとしている。

 サーバー向けは、「Server」、「Advanced Server」、「Datacenter Server」の3製品となった。「Datacenter Server」は、従来のWindows NTにはない新しいラインナップで、16CPU対応のマルチプロセッサと64GBの物理メモリをサポートしたハイエンドサーバー向けの製品となっている。

 なお、全製品とも、パッケージが一新されるが、従来の「Windows NT」のアーキテクチャを採用していることを示すため、「Built on Windows NT technology」というタグラインが入る。


【Windows 2000の製品一覧】
製品名 従来製品名 マルチプロセッサ対応
Windows 2000 Professional Windows NT Workstation 5.0 2CPU
Windows 2000 Server Windows NT Server 5.0 2CPU
Windows 2000 Advanced Server Windows NT Server 5.0 Enterprise Edition 4CPU
Windows 2000 Datacenter Server 新製品 16CPU

 

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/windows/dailynews/102898.htm

('98年10月28日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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