米Microsoftは27日(現地時間)、従来、「Windows NT 5.0」としていた次期OSの正式名称を「Windows 2000」に変更すると発表した。同社副社長のBrad Chase氏はリリースで「従来は、NTという名称がクライアントとサーバーのどちら側のテクノロジーを指しているのか判別しにくいという状況があった。この混乱を解消するため」としている。「Windows 2000」の製品体系についても発表され、'99年中に4製品をリリースするとしている。
従来の「Workstation」を引き継ぐ製品は「Professional」という名称に変更された。「全面的な改良を施した結果、すべてのビジネスニーズに対応した製品となった。ハイエンドのWorkstationに限定したOSではなくなった」ためとしている。
サーバー向けは、「Server」、「Advanced Server」、「Datacenter Server」の3製品となった。「Datacenter Server」は、従来のWindows NTにはない新しいラインナップで、16CPU対応のマルチプロセッサと64GBの物理メモリをサポートしたハイエンドサーバー向けの製品となっている。
なお、全製品とも、パッケージが一新されるが、従来の「Windows NT」のアーキテクチャを採用していることを示すため、「Built on Windows NT technology」というタグラインが入る。
【Windows 2000の製品一覧】
製品名 | 従来製品名 | マルチプロセッサ対応 |
Windows 2000 Professional | Windows NT Workstation 5.0 | 2CPU |
Windows 2000 Server | Windows NT Server 5.0 | 2CPU |
Windows 2000 Advanced Server | Windows NT Server 5.0 Enterprise Edition | 4CPU |
Windows 2000 Datacenter Server | 新製品 | 16CPU |
□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/windows/dailynews/102898.htm
('98年10月28日)
[Reported by shiina@impress.co.jp]