ソフトウェア輸出入統計発表、'97年は4,721億円の輸入超過

'98年10月26日リリース公開



 社団法人 日本電子工業振興協会(JEIDA)などは、日本におけるPC向けソフトウェアの輸出入統計調査を協同で実施し26日、'97年の調査結果に関するリリースを公開した。'97年の日本のソフトウェア輸出入統計では、市場全体で4,721億円の輸入超過となった。

 輸入は、前年比20.7%増の4,749億円で、約8割にあたる3,913億円が米国からだった。米国のみの内訳では、OSなどの基本ソフトが2,634億円で前年比15%増、アプリケーションソフトが1,030億円で前年比18%増と、両分野で2桁の伸びとなった。特に、米国の基本ソフトは、米国、アジア、欧州を含む全地域の輸入ソフトの総額に対する割合でも、55.5%を占めている。

 輸出は、前年比50.5%減の28億円で、特に輸出全体の48.2%を占めるアジア向けが、経済危機の影響から前年比55.1%減の14億円と落ち込んだことが影響した。また、米国向けは34.5%減の9億円、欧州向けは56.5%減の4億円とその他の地域でも、大幅に前年を下回る結果となっている。

 また、PC向けゲームソフトについての統計でも、6億円の輸入超過となり、前年の6億円の輸出超から一転した。内訳では、輸入が44.8%増の15億円、輸出が44.8%減の9億円となっている。

□JEIDAのホームページ
http://www.jeida.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.jeida.or.jp/toukei/softwear/1998/index.html

('98年10月27日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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