●氾濫するIntelのロードマップ
米Intel社のロードマップは、コードネームの氾濫状態。とくに、9月に行なわれたIntelの開発者向けカンファレンス「Intel Developer Forum(IDF)」と、10月のMPU業界カンファレンス「Microprocessor Forum」で、大量のコードネームをIntel側が明らかにしたため、よほどのIntelヲタクでもない限り、憶えきれなくなってしまった。そこで、このコラムでは、現在想定されているIntelのプロセッサのコードネームとロードマップ、それに推定スペックの一覧をまとめ、しばらくの間、最新情報に基づいてリアルタイムに最新情報に更新していくことにした。これらは図版や表なので、メール版には掲載することができないが、PC Watchの「Intel最新ロードマップ」コーナーで参照できる。今回は、このロードマップについて、簡単に説明をしたい。
●ロードマップ図-各プロセッサの位置づけが一目でわかる
現在わかっている範囲の、Intelプロセッサのロードマップをチャートにした。Intelの発表情報に、その他のソースからの情報を加えたものだ。デスクトップとベーシックPC、サーバー&ワークステーション、モバイルの3分野に分けてある。
デスクトップとベーシックPCのロードマップでは、Coppermineの動作周波数が入っている。これは、IntelのOEM先からの情報や、「Microprocessor Forum 98」のセミナーでのアナリストの予測などで構成している。したがって、'99年後半以降の動作周波数などに関しては、あくまでも不確定な情報だ。
サーバー&ワークステーションのロードマップは、Microprocessor Forum 98でのIntelの発表をベースに、付加的な情報を加えた。かなり、Intelの発表情報に近いものだ。しかし、このジャンルは4年分のロードマップとなっているため、今後、投入時期などではかなりの変動が出てくる可能性がある。モバイルは、Intelがもっともロードマップを明確にしていない分野なので、'99年の情報の大半はIntelのOEM先などの情報をベースにしている。
【デスクトップ&ベーシックPC】 |
【モバイルPC】 |
【サーバー&ワークステーション】 |
11月26日更新 |
11月26日更新 |