標準価格:13,800円
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アップルコンピュータ株式会社は15日、Mac OS 8.5を正式発表した。OSでは初めて、各国語対応版を世界で同時に発売する。販売開始は10月17日0時で、日本では時差の関係から欧米に先駆けて販売されることになる。価格は13,800円。
対象機種は、PowerPCを搭載した機種に限定され、68000系プロセッサはサポートされない。サポート対象機種では、Mac OS 8.5のCDからブート可能だ。なお、iMacユーザーと、iMac以外の本体では9月15日以後に購入したユーザーを対象として、2,500円での優待販売が行なわれる。
原田社長は、製品の位置付けとラインナップの整理、G3プロセッサ搭載機の成功、流通在庫の圧縮、iMacの成功などが黒字の材料となったと述べた。とくに、iMac発売後となる第4四半期には出荷台数が前年同期比28%増となる、83万4千台を出荷したと述べ、iMacの際立った成功をアピールした。iMacについては、数千人を対象とする購入者層調査の結果、初めてパソコンを購入する層が29.4%、Windowsパソコンのユーザーが12.5%で、「従来からのMacユーザー以外の層が40%を超えており、狙いどおり」と市場拡大の先兵として、iMacが期待通りの効果を上げたとした。また在庫圧縮については、業界でもっとも進んでいるといわれるDell Computerと比較、第4四半期ではDellの8日分に比べ6日分と「Dellを越えた」。第1四半期では30日分だった在庫を6日分にまで圧縮したことは、大きな成果であると述べた。
櫻場氏は、その代表的な例として新規追加された検索機能、Sherlockを紹介。Sherlockはローカルディスクからインターネットの情報までを検索できるツールで、日常会話のような自然な言葉で検索できるのがセールスポイント。インターネット上の情報は、複数のサーチエンジンを指定して、サーチエンジンから返ってくる結果をひとつのウィンドウで表示してくれる。デモでは、Sherlockを使って、“今晩の献立どうしよう?”というような自然な言葉で検索してみせた。検索結果はドラッグ&ドロップにより、エイリアスファイルとして保存することができる。
ほかに、インターネット接続アシスタントおよびインターネットコントロールパネルによって設定が簡単になったこと、Web上の情報をシームレスに利用できる新しいヘルプシステムなどの機能が紹介された。
また、アップルはMac OS 8.5において、インターネットでのユーザー登録を導入する。Mac OS をインストールすると「ユーザ登録」というアイコンがデスクトップに現れるが、これをクリックするとWebブラウザが起動、アップルのオンライン登録サイトに接続される。オンライン登録を行なうと、無償で登録者全員に、QuickTime Proキー(シリアル番号)が折り返し電子メールで送付される。
iMacの購入者層を分析
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('98年10月15日)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]