エプソン、光学3倍ズーム搭載デジタルカメラと、PCカード対応プリンタ

'98年11月下旬から次発売

標準価格:
CP-700Z:89,800円
PT-100:69,800円

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 セイコーエプソン株式会社は、光学3倍ズームを搭載したデジタルカメラ「CP-700Z」と、PCカードスロットを搭載したインクジェットプリンタ「プリントン PT-100」を発表した。CP-700Zは11月下旬から89,800円で、PT-100は12月上旬から69,800円で発売される。

●光学3倍ズーム搭載「CP-700Z」

CP-700Z  エプソンのデジタルカメラとしては初めて光学ズームを搭載。デザインも今までのCP-500や600から大きく変更され、外形寸法(幅×奥行き×高さ)が137.5×76.4×61.8mmと、CP-600から幅、高さとも小さくなったが、奥行きだけ約27mm厚くなっている。

 CCDはCP-600と同じ130万画素だが、新たに搭載したソフトウエア補完技術「Hypict」を使用することにより、最大出力解像度は1,600×1,200ドットとなる。ただし、このモードでは処理に時間がかかるため一枚撮影するのに約18秒かかる。

 レンズは沈胴式で、電源を入れるとせり出してくるタイプ。液晶も新設計で、バックライトを使っての表示のほか、液晶上部の蓋が開いて採光する「外部採光方式」にスイッチで切り替えることができる。外部採光方式を使用するとバックライト表示に比べ、撮影枚数で約1.5倍電池寿命が延長できるとしている。

 撮影時間はCP-600と同程度。CP-600と同様640×480ドットモードのみで使用できる秒2コマの「連写モード」に加え、ほかの画質モードでも使用できる約2秒に1コマ撮影可能な「即写モード」も新たに用意された。

 操作系は基本的にCP-600を踏襲したものになっているが、メインスイッチや液晶表示などがロータリスイッチに統合されるなどリファインされている。

CP-700Z CP-700Z
手前にあるのがFinePix700、奥にあるのがCP-700Z。両機種の右端をあわせているので大きさを比べて欲しい。 左側にFinePix700、右側にCP-700Zを置いて上から撮影。FinePix700と比較すると、かなり厚みがあることがわかる。
【主な仕様】

□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/epson/japanese/whatsnew/1998/981015cp700.htm
□製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/category/camera/index.htm

●PCカードスロット搭載インクジェットプリンタ「プリントン PT-100」

PT-100 PT-100のインターフェイス部  PT-100はPCカードスロットを搭載したA4対応インクジェットプリンタで、パソコンを使わずに単体でデジタルカメラの画像を印刷できる。対応するのは同社のデジタルカメラのほか、ファイル形式がExif/R98、CIFF、UPFのもの。また、パラレルポートと、Macintosh用のシリアルポートを搭載しており、パソコン用プリンタとしても使用できる。

 プリンタのエンジン部分にはPM-750Cと同じものが使用され、解像度は1,440×720dpi、印刷時間もハガキサイズ(E版)約95秒、A4フルサイズ約4分32秒と同等。印刷コストはL版で一枚31円と銀塩写真を同時プリントした時よりも安いとしている。

 また、用紙も耐光性を従来より2倍向上させた専用光沢紙が新しく用意され、銀塩写真のプリントと同じ感覚で利用できるとしている。ただし、最大A4まで対応するため外形寸法(幅×奥行き×高さ)は、447×267×180mmと大きい。


□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/epson/japanese/whatsnew/1998/981015pt100.htm
□製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/seihin/f_print/pt100_1.htm

□セイコーエプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/

('98年10月15日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


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