エプソン、PM-750Cの後継機などインクジェットプリンタの新機種

'98年10月24日から順次発売

標準価格:
PM-770C:59,800円
PM-3000C:79,800円
PM-670C:39,800円

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 セイコーエプソン株式会社は、写真画質のインクジェットプリンタ「PMシリーズ」の新機種を発売する。ラインナップは「PM-750C」の後継機「PM-770C」、「PM-2000C」の後継機「PM-3000C」、「PM-600C」の後継機「PM-670C」の3機種が用意される。

 なお、新機種の発売に伴い21日から、現行機種のPM-750Cを44,800円(旧価格:59,800円)に、PM-2000Cを54,800円(同79,800円)にそれぞれ値下げする。

●「PM-770C/PM-3000C」

PM-770C
【PM-770C】
PM-3000C
【PM-3000C】
インターフェイス
【インターフェイス部】
左からMacシリアル、USB、パラレル

 「PM-770C」がA4対応、「PM-3000C」がA3ノビ対応と対応用紙サイズが異なるほかは、画質などの仕様は両機種とも同一となっている。PM-770Cが10月24日から59,800円で、PM-3000Cが12月5日から79,800円でそれぞれ発売される。インターフェイスは、従来同様パラレルポートとMacintosh用シリアルポートに加え、USBも装備。USBはWindows 98のほか、iMacにも対応する。なお、今まで「PMシリーズ」のA3ノビ対応モデルは「PROSPERT」ブランドを使用していたが、今回から前機種の「PM-2000C」も含め「Super Colorio」ブランドに統一された。

 最大解像度は1,440×720ドット、濃淡6色インク使用という仕様は従来と同じ。しかし、最小ドットサイズがデスクトップ型のカラーインクジェットプリンタでは世界最小となる6plになったことで、ハイライト部分でもインクの粒が肉眼では見えなくなったとしている。実際に、同社から提供された専用紙への印刷を見る限りでは、粒状感がPM-750Cに比べ大幅に低減している。また、印刷速度も、ノズルの数が従来の1色32ノズルから64ノズルに増え、インクドットサイズのコントロールの効率を上げたたことにより、従来モデル比で1.5倍になったとしている。

 そのほかに、改良された点として下端のマージンを縮小したことが挙げられる。従来機種では、上左右のマージンはそれぞれ3mmであったのに対し、下端のマージンのみが14mmであった。この長さは、ハガキなどへの印刷時に問題になるレベルで、ユーザーからの改良の要望が多かったとしている。今回は下端のマージンも3mmになり、ハガキへの全面印刷が可能となった。

印刷サンプル
【印刷サンプル】
PM-750C
【PM-750C】
PM-770C
【PM-770C】
注:それぞれの機種の印刷サンプルの赤枠部分を、550%でスキャン。

●「PM-670C」

PM-670C  A4対応のインクジェットプリンタ。10月24日から39,800円で発売される。解像度が1,440×720dpiに向上するなど、画質的な性能はPM-750Cとほぼ同じとしている。インターフェイスはパラレルポートのみ。自動画像補正機能「オートファイン」は、最新のVer.3が添付される。

 マージンもPM-750Cと同じく上左右3mm、下端が14mmだが、印刷速度がPM-750Cより劣っており、「速い」の設定でPM-750Cでは1分36秒(A4カタログ値)だが、PM-670Cでは2分37秒(同)となっている。

□セイコーエプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/epson/japanese/whatsnew/1998/981015pm770.htm
□製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/category/ink/index.htm

('98年10月15日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


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