標準価格
99,800円
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株式会社ニコンは、3倍ズーム搭載の130万画素デジタルカメラ「COOLPIX900」を一部改良し、「COOLPIX910」として10月24日に発売する。価格は10,200円値下げされ、99,800円となった。
ハードウェア的にはシンクロターミナルが新設され、外部ストロボが接続可能となった。増灯用の専用ブラケット(11,000円)もオプションで用意される。また、ボディ色がシルバーからコズミックバイオレット(濃紫)へ変更された。
背面 | シンクロターミナル |
ファームウェア的な改良としては、起動時間およびモード切替時間の短縮、パワーオフ時間の設定追加など、シャッターチャンスを逃さないための実用的な改良が中心となっている。
また画質面でも、輝度差の大きい被写体の白飛びを防止するコントラストマイナス設定の追加や、露出補正のステップを1/2EV単位に小さくするなど、調整機能が強化されている。付属品にはレンズキャップが追加され、付属のコンパクトフラッシュカードが8MBとなった。
露出補正画面 | パワーオフ設定画面 |
ニコンによれば、今回の改良はシンクロターミナルの追加による報道やスタジオ分野への用途拡大と、操作性の向上に主眼が置かれている。特にファームウェア面での改良は地味ながらCOOLPIX900の弱点を補うもので、短時間ではあるがβ機の試用でも操作性の向上が確認できた。また、ボディカラーの変更により質感も向上している。今回の改良点は、ファームウェアの変更のみで実現可能と思われる部分が多く、COOLPIX900に対するアップグレードなどの方策も期待したい。
【COOLPIX910の主な仕様】
□ニコンのホームページ
http://www.nikon.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/e910j_98.htm
□製品情報
http://nikon.topica.ne.jp/ei_j/digicam/e910.htm
('98/10/13)
[Reported by date@impress.co.jp]