キヤノン販売株式会社は、フラットベッドスキャナ「CanoScan」シリーズを3モデルを発売する。同梱のスタンドを利用すれば縦置きができるほか、原稿読み取り部に小型な密着型カラーイメージセンサーを採用することで、「世界最小の設置面積を実現した」という。縦置き時には、最大A4までのシート原稿のみスキャンできる。

　FB320P（24,800円、10月中旬発売）と、FB620P（39,800円、9月下旬発売）は、インターフェイスにパラレルを採用した。対応OSは、Windows 95/98/NT 4.0。光学解像度は、FB320Pが300dpi、FB620Pが600dpiで、ソフトウェア補完により、最大2,400dpiまで利用でき、RGB各色10bit入力となっている。

　FB620S（44,800円、11月上旬発売）は、Windows、Macintosh両対応で、インターフェイスにSCSIを採用した。対応OSは、Windows 95/98/NT 4.0と、漢字Talk 7.5以降。光学解像度は600dpi。ソフトウェア補完により、Windows利用時で最大4,800dpi、Macitosh利用時で最大2,400dpiまで利用でき、RGB各色12bit入力となっている。また、本体に備えたボタンを押すだけで、原稿をスキャンし、アプリケーションへのデータ転送を行なう機能を備える。

　また、キヤノンのスキャナ発売5周年を記念して、FB620Pの筐体色を黒にしたモデルも用意される。発売は11月上旬で、価格は同じ。

【主な共通仕様】
・光源：RGB3色LED
・読み取り時間：
　　カラー　17.1msec/line
　　モノクロ　5.7msec/line
　　プレビュー　15秒
・同梱ソフト：フォトレタッチソフト、OCRソフト、チュートリアルソフトなど
・最大原稿サイズ：216×297mm
・本体サイズ（幅×奥行き×高さ）：256×372.5×63mm
・重量：約2.0kg

□キヤノン販売のホームページ
（9月25日現在、この製品の情報は掲載されていない）
http://www.canon-sales.co.jp/

('98年9月25日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]