カシオ計算機株式会社は18日、PCとの連携機能を持ち、PCのテキストやExcelデータを簡単に転送できるPDA「ポケットカレイド XM-500」を発表。標準価格29,800円で9月25日に発売する。PCリンクソフトの対応OSはWindows 95/98で、PCとの接続ケーブル（シリアル）は同梱される。

　「ポケットカレイド XM-500」は、'97年11月にXM-400とXM-700の2機種が発売されたカシオのPDA製品「カレイド」シリーズの新機種で、PCとのデータ交換機能と比較的低価格な点を特長とする。
　今回発表されたXM-500は、メール送受信機能などを持たないXM-400の後継機にあたり、主な変更点としては、XM-400に比べてメモリ容量が2倍に増えたこと、筐体がワイシャツのポケットにも収まる薄さ（最薄部10.2/電池部13.3mm）になったことが挙げられる。また新しく、PCのテキストやExcelデータの範囲指定をして、アイコンをクリックするだけでポケットカレイドにデータ転送できる機能を備えた。

　単体のPDAとしての機能では、電話帳機能（個人／会社など4種）、スケジュール（スケジュール／記念日／ToDo／期間スケジュール）、カレンダー（年／月／週間）、15種類のフォーマットを用意したメモ帳、手書きメモ、旅費計算や小遣い帳など12種類の計算シート、3種のカードゲーム、時計、電卓機能などを備える。文字種は5,980字、辞書数10万8千語（派生語を含む）を収録している。
　ソフトは以上のほかにも、NIFTY SERVEの携帯情報ツールフォーラム（FPDAJ）などで、関数電卓やポケベルメッセンジャー、ゲームなどのアドインソフトをダウンロードして利用できる。

【主な仕様】
液晶：FSTN液晶（320×240ドット）
内蔵メモリ：2MB（フラッシュメモリ、うちユーザーエリア1.42MB）＋128KB（SRAM）
電源：DC電源または単4アルカリ乾電池2本
電池駆動時間：使用状況により約55～75時間
サイズ（幅×奥行き×高さ）：143×80.5×10.2（電池部13.3）mm
重量：180g

□カシオのホームページ
http://www.casio.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/productnews/xm_500.html
□カレイド従来機製品情報
http://www.casio.co.jp/d-stationery/caleid/

('98年9月18日)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]