インテル株式会社は、ノートPC用としては最高速のCPU「モバイルPentium II 300MHz版」のOEM出荷を開始したと発表した。

　4月に発表されたモバイルPentium II 233/266MHzをベースにしたもので、0.25ミクロンプロセス、66MHzのベースクロックなどの仕様を引き継いでいる。インテルによれば、266MHz版に対し整数演算で約9％性能が向上したとしている。また、コア電圧は1.6Vに下がったが、消費電力は単体で7.8W、2次キャッシュ搭載時は9Wと266MHz版よりもやや増加している。

　チップセットはモバイル用の440BXが対応する。新たに、440BXのノースブリッジを搭載したモバイルモジュール版にAGPサポート版が追加された。パッケージは、ミニカートリッジ（92,780円）、モバイルモジュール（103,420円）、モバイルモジュールAGPサポート版（104,150円）の3種類となる。カッコ内は1,000個ロット時のOEM単価。

　すでに、日本電気（NEC）、日本IBM、日立製作所、デルコンピュータ、ゲートウェイ2000、ソーテックなどが搭載機種を発表している。

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press98/980909b.htm

【搭載製品のニュースリリース/製品情報】
□日本IBM（560Z、600Z、770X）
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/index.html
□日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/9809/0909.html
□ゲートウェイ2000
http://www.gw2k.co.jp/product/build/mobile.htm

('98年9月9日)

[Reported by date@impress.co.jp]