発表を行なったのはクリエイティブメディア株式会社とASUSTeK Computer、STB Systems、Leadtek Researchの4社。インターフェイスはAGPまたはPCIで、ビデオメモリ8MBまたは16MBの製品がラインナップされている。STB Systemsの「VELOCITY 4400」が既に米国向けに出荷されているほか、9月上旬にはクリエイティブの「Graphics Blaster RIVA TNT」シリーズが出荷開始される予定。価格は28,800円(クリエイティブ Graphics Blaster RIVA TNT)などとなっている。
RIVA TNTはRIVA 128の後継となるNVIDIAの主力ハイエンドチップ。内蔵する2つのテクスチャエンジンにより、最大で秒間800万ポリゴンの3D描画が可能という。250MHzの内蔵RAMDACにより、1,920×1,200ドット/32bitカラー/リフレッシュレート60Hzの画面表示にも対応する。最大ビデオメモリは16MB。対応APIとしては、DirectX 6やOpenGL ICDが挙げられている。
なお、現在、同社のホームページには主な製品内容が書かれたニュースリリースが掲載されているが、詳細なスペックやFAQに関しても近日中に掲載される予定。
◎連絡先:クリエイティブメディア株式会社
Tel.03-3256-5577
□クリエイティブメディアのホームページ
http://www.creaf.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.creaf.co.jp/main/hub/press/980831riva.htm
●ASUSTeK 「AGP-V3400TNT」シリーズ
AGP版のみで4製品を発売予定。8MBのSGRAMを搭載した「AGP-V3400TNT/8MB」と16MBのSDRAMを搭載した「AGP-V3400TNT/16MB」、さらにそれぞれにビデオ入出力機能を追加した「AGP-V3400TNT/TV/8MB」、「AGP-V3400TNT/TV/16MB」といったラインナップになっている。量産出荷の開始時期は16MB版が10月15日、8MB版が10月26日。価格は明らかにされていない。
SGRAM版とSDRAM版の双方がラインナップされていることに関して、ASUSTeKでは「SGRAMのブロックライト機能を使用していないため性能は双方とも同じ。SGRAMを使用したのは、ビデオメモリ8MB版で128bitバスを実現するためのSDRAMチップが存在しないため」としている。
□ASUSTeKのホームページ
(9月1日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.asus.com.tw/
●STB 「VELOCITY 4400」シリーズ
AGP版の「VELOCITY 4400 AGP」とPCI版の「VELOCITY 4400 PCI」の2製品。両製品とも16MBのSDRAMを搭載している。標準価格は199ドル。既に出荷が開始されており、米国の主要ショップでは、すでに購入可能という。
□STBのホームページ(英文)
http://www.stb.com/
□製品情報(英文)
http://www.stb.com/products/3d/v4400/
●Leadtek 「WinFast 3D S320」
16MBのビデオメモリを搭載したAGP版製品。搭載メモリの種類や価格などの詳細に関しては明らかにされていない。なお、同社のホームページ上では、ビデオチップ上に冷却ファンを装備した製品写真が公開されている。
□Leadtekのホームページ(英文)
http://www.leadtek.com/
□製品情報(英文)
http://www.leadtek.com/s320.htm
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【3月24日】米NVIDIA、RIVA 128シリーズの後継3Dチップ「RIVA TNT」を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980324/nvidia.htm
(`98年9月1日)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]