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ロジテック株式会社は、同社のWebサイトで公開されていたドライバの一部がウィルスに感染していたと告知した。感染していたのはSCSIインターフェイスPCカード「LPM-SCSI-2/2A/2D」用のドライバソフトで、8月12日から17日まで公開されていた。
このドライバはLZH形式と自己解凍型のEXE形式で公開されていたが、EXE形式のファイルのみ「PE CIH(V1.2) または W32.CIH.SPACEFILLER」で汚染されていた。解凍を行なうためにEXEファイルを実行した段階で感染する。
ロジテックでは、一時ダウンロードコーナーを閉鎖し、再度ウィルスチェックを行なった上で再公開している。株式会社シマンテックによれば、PE CIHは今年6月に発見されたウィルスで、EXEファイルに感染し、Windows 95/98上で毎月26日にBIOSなどのフラッシュメモリの内容を破壊するという。
ロジテックでは、公開前にウィルスチェッカーなどによるチェックを行なっているが、今回は夏期休暇のため古いパターンファイルの環境で作業が行なわれ発見できなかったという。
なお、現在「Norton AntiVirus」などのワクチンソフトの最新パターンファイルではPE CIHに対応しており、検出と駆除(復旧)が可能とであるしている。ロジテックでもワクチンソフトの提供を含め、対策を検討している。
□ロジテックのホームページ
http://www.logitec.co.jp/
□「ダウンロードコーナー上ファイルのウィルス感染のご報告とお詫び」
http://www.logitec.co.jp/new/v_setu.html
□シマンテックによるW95.CIH(PE CIH)ウィルスの情報
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w95cih.html
□Norton AntiVirus Version4.0 試供版ダウンロードページ
http://www.symantec.com/region/jp/trial/trial.html
('98年8月17日)
[Reported by date@impress.co.jp]