【業界動向】 |
日本電気株式会社(NEC)の関連会社である米Packard Bell NECのCEO、ベニー・アラジェム氏が6月30日付け(現地時間)で辞任した。辞任の理由についてアラジェム氏は、「大株主であるNECや仏Bull社との間で基本的な見解の相違があった」とコメントしている。
アラジェム氏は'86年にPackard Bellを設立、家庭向けを中心に'94年には全米一のパソコンメーカーに育てあげた。'96年7月に米NEC社と事業を統合しPackard BellNECとなったが、以後、業績の悪化が伝えられていた。
なお、Packard Bell NECは、1日開かれた取締役会で、アラジェム氏の後任の社長兼CEOに、Bullの最高執行責任者(COO)アラン・クデール氏を指名することを決めた。クデール氏は10月1日までに就任する見通し。同氏は米IBMや米Hewllet Packardなどで幹部を務めた経歴を持つ。
□Packard Bell NECのホームページ
http://www.packardbell.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.packardbell.com/news/couder.asp
□ニュースリリース(和文)
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9807/0202.html
('98/7/2)
[Reported by date@impress.co.jp]