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ピーシーチップスジャパン株式会社(PC CHIPS)は30日、AC100Vの入力が可能な電源ユニットや32MBのメモリ(SDRAM)、さらにビデオ機能やサウンド機能などもオンボードに搭載したマザーボード「M591」を発表した。
M591は、SiS5598(TX Pro-II)チップセットを採用したATフォームファクタのSocket 7対応マザーボード。2次キャッシュは512KBで、拡張スロットはPCIが3本でISAが2本。ほとんどの必要機能がオンボードになっているため、CPUやFDD、HDDなどを装着するだけで1台のパソコンが完成する。
販売時の箱パッケージは、簡易の本体用ケースとしても使用できるオリジナルのもので、この箱パッケージの中にCD-ROMドライブやFDD、HDDを格納し、開口部などを切り取って実際にパソコンとして使用することも可能。ただし、パッケージは紙製のため「長期間の使用には向いておらず、本格的に使用するには別売のプラスチックケース(実売価格2,000円程度)が必要となる」という。販売は、同社が7月3日からオープンする通販サイト「アイラブPCライフ」のみで9月から行なわれる予定。価格は15,000~19,000円程度になる見込み。
また、M591をベースにしたオリジナルブランドのパソコンも300~400ドル程度で同時期に発売される。M591のほかに、CPUやFDD、HDD、CD-ROMドライブなどをセットにしたもので、CPUには米RISE Technologyが発表したx86互換CPU「mP6」を採用することも検討しているという。この製品は「アイラブPCライフ」のほか、一般のパソコンショップなどを通じても販売されるという。
□PC CHIPSのホームページ
(6月30日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.pcchips.co.jp/
□アイラブPCライフ(7月3日公開予定)
http://www.lifestyleshop.com/pclife/
(`98/6/30)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]