【本体】 |
標準価格:
Pentium II Xeon 400MHz
512KB版 1,124ドル
1MB版 2,836ドル
今回発表されたのは400MHz版で、ベースクロックは100MHz。コアは0.25ミクロンプロセスで製造。330ピンのS.E.C.C.パッケージで、CPUとマザーボードの接続インターフェイスは新しい「Slot2」を使用する。CPUコアと同じクロックで動作する2次キャッシュを512KBまたは1MB内蔵する。
新たな機能として注目されるのは、PSE36とよばれるメモリのアクセスモードで、従来のx86系では不可能だった4GBを越えるメモリのアクセスが可能となった。
Pentium II Xeonの価格は、1,000個ロット時の単価で、512KB版が162,000円、1MB版が408,720円。
Pentium II Xeon用のチップセットは2CPU用の440GXおよび、4CPU以上をサポートする450NXが用意される。440GXはPentium II Xeonと同時に、450NXは来月に出荷される。
440GXは、従来のPentium IIにも対応し、メモリ上限が2GB、100MHzのSDRAMとAGPをサポートする。CPU性能とともに、グラフィック性能を必要とするワークステーション用が主な用途だという。
これに対し450NXは、メモリ上限8GB、100MHzのEDOを4:1インターリーブでサポート、4CPUまでのSMP(マルチプロセッサ)とクラスタ構成をサポートするなど、まったく異なったアーキテクチャをとる。バスについても、64bit PCIを2つまでサポートし、AGPをサポートしないなど、ディスクまわりのI/Oを重視したサーバー向けの構成となっている。
Pentium II Xeonを搭載したサーバーは、'98年夏の4CPU構成から、年末ごろには8CPU構成へ進化し、'99年第2四半期にはクラスタ構成のシステムや8個を越えるCPUを搭載したシステムも登場するとされている。
なお、NEC、富士通、日本IBM、日立、東芝、三菱電機、デルコンピュータ、日本ヒューレット・パッカード、コンパック、日本ゲートウェイ2000が、Pentium II Xeon搭載の製品の発売を予定している。
富士通、Xeon×8搭載サーバ | NEC、Xeon×8搭載サーバ | NEC、Xeon×8サーバの内部 |
インテル製サーバ用 マザーボード |
インテル製ワークステーション用 マザーボード |
□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press98/980630b.htm
□米Intelのホームページ
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/sp062998.htm
('98/6/30)
[Reported by date@impress.co.jp]