【業界動向】 |
米連邦裁判所は現地時間の23日、米MicrosoftがWindows 95とInternet Explorer(IE)を抱き合わせ販売することを禁止した地裁の仮処分を覆す決定を下した。 地裁の仮処分命令に対して、判事3人のうち2人が「手続きと事実認定の両面で不備があった」と判断。これを無効としたもの。
6月25日にはWindows 98の発売が予定されているため、この決定が市場に与える影響は小さい。しかし、米司法省および20州が提訴している、Windows 98に関する独占禁止法を巡る審理に影響を与える可能性もある。
Microsoftは、この決定を歓迎するリリースを発表し、「私たちは製品を革新していく自由があることが証明されたと考えている」としている。
また、司法省も、「今回の決定に失望している。Microsoftの行為は独占禁止法に違反していることを確信している」とコメントしている。
□連邦裁判所の判決文
http://www.cadc.uscourts.gov/common/opinions/199806/97-5343a.txt
□Microsoftのリリース
http://www.microsoft.com/presspass/press/1998/Jun98/6-23appealspr.htm
□〃(和訳)
http://www.microsoft.com/japan/info/releases/0624cour.htm
□司法省のリリース
http://www.usdoj.gov/atr/public/press_releases/1998/1804.htm
□米Netscape Communicationsのこの判決に対する見解
http://home.netscape.com/ja/newsref/pr/newsrelease632.html
('98/6/24)
[Reported by date@impress.co.jp / saori@earthlink.net / 金丸 雄一 / Hiroyuki Et-OH]