【周辺】

購入者についてはショップを通じて交換
ベースクロック80MHzの採用予定はなし

日本IDT、マーキングミスのWinChip C6 240MHzを回収

'98/6/23 公表

マーキングミスの製品 正しい製品
【マーキングミスの製品】 【正しいマーキングの製品】
  日本アイ・ディー・ティー株式会社(日本IDT)は、同社が出荷したx86互換プロセッサ「WinChip C6 240MHz」の一部製品に仕様のマーキングミスが見つかったとして、対象製品を回収・交換することを明らかにした。

 マーキングミスの内容は、プロセッサ上面のベースクロック欄が、正規の「60MHz」ではなく「80MHz」になっているというもの。既に販売を行なっていた秋葉原の一部ショップでは、この製品を「80MHzの3倍モードで動作する製品」として説明していた例もあるが、同社では「WinChip C6 240MHzは、60MHzの4倍モードが正規仕様で、それ以外の設定での動作保証はできない」としている。なお、正規流通品に関しては、マーキングミスがあった製品の回収を進めている。既に購入したユーザーについては「購入店を通じて交換するので、至急、購入店に問い合わせをしてほしい」としている。

 同社によると、「80MHz」と誤ってマーキングされた製品が出荷されたのはあくまでも「手違い」によるもので、WinChip 2など今後の製品でも80MHzのベースクロックを採用する予定はないという。

 WinChip C6 240MHzは、先週より秋葉原の一部ショップで販売が始まったばかりの新CPU。販売されていた製品の一部に、ベースクロック欄が「80MHz」とマーキングされたものがあったことから話題となっていた。

□日本IDTのホームページ
(6月23日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.idt.co.jp/
□参考記事
【6/20】K6-2/333とWinChip C6 240MHzが「謎あり」デビュー
http://www.impress.co.jp/akibamap/hotline/980620/k6c6.html
【'97/11/29】今度はミスプリント版のコア電圧3.3V K6/233が出回る
http://www.impress.co.jp/akibamap/hotline/971129/etc.html#missk6

(`98/6/23)

[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]


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