【イベント】

PC EXPOレポート

PC EXPO、ニューヨークで開幕:CompaqのPfeiffer CEOが基調講演

ファイファー氏
開催地:米国 New York
会場:Jacob Javits Convention Center
会期:6月16日~18日(現地時間)

 近年、春のCOMDEXに代わって重要性を増してきた展示会「PC EXPO 1998」が現地時間の16日に開幕した。会期は18日までの3日間。PC Watchでは、Windows 98発売直前のPC EXPO会場の模様なども含め、現地レポートをお送りする。


 ニューヨークで16日から開催されている「PC EXPO」の初日は、パビリオン開幕前から来場者が列をなすほどの大盛況となった。同日、基調講演を行なったCompaq ComputerのCEO、Eckhard Pfeiffer氏は、新たなオンライン販売戦略、「Alpha」サポートを含むハイエンド企業コンピューティング分野の強化、また世界規模のサポート/コンサルティングサービス戦略を打ち出し、2000年までに600億ドルの売上を達成するという展望を語った。

ファイファー氏  オンライン販売戦略として、同氏はDellやGatewayなどの直販形式に対抗した「Compaq Online Services」、またCompaq製品をユーザーの求める仕様にカスタマイズできるBTOコーナー「Compaq Built For You」の小売店内への設置を発表した。現在100店舗に同コーナーが設置されているが、年内には同コーナー設置店舗が4,000店舗に増える予定になっている。

 ハイエンド企業コンピューティング戦略では、同氏はDigital Equipment(DEC)の64ビットプロセッサのAlphaと同社OSのDIGITAL UNIX、またTandemのクラスタリング技術を使用したハイエンド製品を開発し、Windows NTとの相互運用性を高めていくことを強調した。

 さらに世界規模のサポート/コンサルティングサービス戦略では、同氏は今後これらのサポートサービス事業の需要がますます高まってきていることから、2002年までに同事業を15億ドル規模に成長させると語った。

 DEC買収により、Compaqは2万5千人の社員、3万の販売チャネルパートナー、5千人以上のIT設計者、3千人以上のUNIXエンジニアを抱えることになるが、同氏はDEC社員の1万5千人のレイオフと過剰在庫の問題については言及しなかった。また、「今後、オンライン販売体制の強化により、小売店との関係はどう変わるのか」とのFortune誌による質問に対しては、「直販による利益はわずか10%に過ぎない」とあくまで販売チャネルとの現在の関係を崩さない姿勢を見せた。

 同社がデスクトップメーカーから総合的なコンピューティング企業に変貌を遂げるためには、販売チャネルとの関係を維持した上での直販方式の導入、またWindows NTとの相互運用性を高めるためのミドルウエア開発が鍵となるだろう。

□PC EXPO 1998ホームページ
http://www.pcexpo.com/

('98/6/17)

[Reported by HIROKO NAGANO, iMMERS, Inc.]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp