【業界動向】 |
コンパックコンピュータ株式会社(以下コンパック)と日本ディジタルイクイップメント株式会社(以下日本DEC)の両社は、年内をめどに合併すると発表した。これは両社の米国本社が交わした合併の正式合意を受けたもの。新会社の社長には、現コンパック社長の高柳肇氏が内定している。存続会社、高柳氏以外の人事などは未定。
発表会には、高柳氏と、日本DEC社長の上田寿男氏が出席したが、発表、質疑応答とも、高柳氏が中心となって行なわれた。
まず、「両社の合併によって、コンパックは、エンタープライズコンピューティング分野でのソリューションプロバイダとして確固たる体制ができる」とし、DEC固有の技術についても「Open VMS、DIGITAL UNIX、AlphaなどDECの持つ64ビット環境の製品は重要な資産であり継続する」とした。ただし、「IntelベースのPCなどについては、改めてラインアップを発表する」としており、重複する分野については整理される可能性が高い。
また、米本社で予告されている旧DEC部門のリストラについては、「(日本法人についても)痛みを伴うが、避けて通れない。詳細については決まっていない」と語り、国内でも行なわれる可能性が高いことを示唆した。
□コンパックコンピュータのホームページ
http://www.compaq.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.compaq.co.jp/info/press147.html
□日本DECのホームページ
http://www.dec-j.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.dec-j.co.jp/ic/pr/text/19980615_2.html
('98/6/15)
[Reported by date@impress.co.jp]