【イベント】 |
開催地:池袋サンシャインシティ
主催:
社団法人日本ケーブルテレビ連盟
社団法人CATV技術協会
ケーブルテレビ番組供給者協議会
期間:'98/6/10~12
池袋サンシャインシティで、「ケーブルテレビ'98」が開幕した。開催期間は6月10日から12日の3日間。展示会はケーブルテレビ局向けの業務用機器やSTB、ケーブルモデムが中心となっている。
ケーブルモデムについては、下り(CATV局→加入者)が30Mbps、上り(加入者→CATV局)が回線品質に応じて288kbpsから4.6Mbpsの範囲で速度が可変できる非対称型MCNS仕様が北米市場で標準化されるのを前にして、各社から参考出品が相次いだ。
●日本電気株式会社(NEC)
既に製品として発表されているケーブルモデム「MODECAT CM5500T」が出品された。また、実際の使用例としてデジタルカメラ付属のインターネット端末「MULCO」を利用したデモも行なわれていた。デモで利用されたのは、既に発売されている電話回線用の「MULCO」に、PCカード経由でケーブルモデム「MODECAT CM5500T」を接続したもの。「MULCOのCATV対応品の具体的な製品化などについては検討中。デジタルカメラを利用したアルバム作成や写真付きメールなど、STBとは違ったコンセプトを育てていきたい」としている。
□日本電気のホームページ
http://www.nec.co.jp/
□MODECAT CM5500Tのニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9806/0501.html
●ソニー株式会社
ケーブルモデム「CMR-1000」を参考出品していた。Ciscoと共同開発した北米仕様のもので、「MCNSの標準規格については、現在、北米で互換性テストが行なわれている最中で、製品化はその後になるだろう」とした。具体的な製品化の予定については、「夏頃にはサンプル出荷を開始し、年末に向けて量産体制を整えたい」という。
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/index-j.html
●富士通株式会社
Ciscoのマークが入ったMCNS規格のケーブルモデムを参考出品していた。展示の仕様によれば、インターフェイスは10Base-Tのほか、将来的にUSBに対応する予定があるとしている。
□富士通のホームページ
http://www.fujitsu.co.jp/
●マスプロ電工株式会社
同社が開発した双方向CATVシステム「550+R」システムに対応したケーブルモデムが展示されていた。
□マスプロ電工のホームページ
http://www.maspro.co.jp/
□「550+R」システムのホームページ
http://www.maspro.co.jp/tech/newcatv.html
●株式会社東芝
「MCNS準拠モデム」として参考出品されていた。具体的な製品化は秋頃の予定。
□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
●松下電器産業株式会社
北米向けケーブルモデムを参考出品していた。仕様などは公開されていなかったが、MCNS規格に対応したものだという。具体的な製品化は秋頃を予定。
□松下電器産業のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/panasonic-j.html
□ケーブルテレビ'98のホームページ
http://www.catv.or.jp/news/index.html
('98/6/10)
[Reported by shiina@impress.co.jp]