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ソニー、2倍速FDD搭載のデジタルマビカほか

デジタルマビカ '98/7/1 発売

価格:
MVC-FD71 オープンプライス
MVC-FD51 オープンプライス
MVC-FDR3 62,000円
MVC-FDR1 45,000円
CCD-Z7 25,000円
連絡先:デジタルマビカインフォメーションセンター
     Tel.0564-62-4979


 ソニーは、デジタルカメラ「デジタルマビカ」シリーズの2機種と、静止画キャプチャアダプタ「マビキャップ」シリーズを2機種発売する。両シリーズとも、FDを画像の記憶媒体とすることで、PCへのデータ取り込みが簡単に行なえることが特徴。発売日はすべて7月1日。

●デジタルマビカ

 新機種共通の新機能としては、600回転/分の2倍速FDDを搭載し、従来機種の弱点であったFDへの記録時間の長さを短縮した。また、接写時でも最適な露出が得られるように、フラッシュが調光式に変更されている。本体の低消費電力化とリチウムバッテリ容量の増大により、メーカー公称値では、1本のバッテリで2,000枚/2時間半の連続撮影が可能となっている。撮影した画像に、パルテル、モノトーン、セピア、ネガアートの4つの効果がかけられる「ピクチャーエフェクト機能」も備える。

 10倍ズーム搭載の上位機種「MVC-FD71」は、新しいデザインで内容も一新された。ボディは横長で、とくに左手がかかる部分が薄く持ちやすくなっている。新たに搭載された圧縮専用DSPにより、画像の記録時間は約4秒に短縮された。CCDもプログレッシブCCDに変更され、画質が向上したとしている。

 液晶は従来どおりのバックライト付き2.5インチTFTだが、側面から外光を取り込むソーラータイプとなり明るさが2倍になったほか、屋外での使用時はバックライトをOFFにすることでバッテリ駆動時間が1.5倍となる。

 また、周囲の明るさに応じて自動的に発光するオートフラッシュ機能や、夜景などの撮影時に設定を自動的に調整するプログラムAE機能も搭載する。撮影モードも新しく3つが追加され、320×240ドットの小さな画像を作成する「E-mail」、960×720ドットの大きな画像を9分割して連続撮影をする「MULTI」、非圧縮の「BMP」が用意される。

 「MVC-FD51」は、35mmフィルム換算で47mmの単焦点レンズを採用した。画像の記録時間は約6秒に短縮されている。

  MVC-FD71 MVC-FD51
CCD 1/4インチ 35万画素(有効33万) 1/4インチ 41万画素(有効38万)
スキャン方式 プログレッシブ インターレース
最低被写体距離 0.01m~ 0.7m~
0.08~0.25m(手動マクロ時)
画像サイズ 640×480、320×240
960×720、非圧縮640×480
640×480
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
137.5×103×62mm 126.5×110.5×62.5mm
重量 480g 470g

●マビキャップ

マビキャップ  ビデオカメラなどの映像機器から、ビデオ入力(S入力可能)した画像をキャプチャできるアダプタ。2.5型TFT液晶モニタを搭載した上位機種のMVC-FDR3(62,000円)と液晶モニタが付属しないMVC-FDR1(45,000円)の2機種が用意される。2倍速FDDを搭載し、3.5インチFDにJPEG形式のVGA画像を記録できるほか、電池駆動にも対応するなど、デッキ部の基本仕様はデジタルマビカと同様。

 デジタルマビカにはないビデオ出力(S出力可能)が用意されたのが特徴。キャプチャした画像のほか、デジタルマビカで撮影した3.5インチFDをそのまま再生できる。別売の専用小型カメラ CCD-Z7(25,000円)とインフォリチウム電池を利用すれば、カメラとしても利用可能。


□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/index-j.html
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/199806/98-048/index.html

('98/6/3)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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