【イベント】

「ビジネスシヨウ '98 TOKYO 」会場レポート Vol.4
~参考出品編~

東京ビッグサイト 会期:5/19~22日
(19、20日は招待日)

時間:午前10時~午後5時

会場:有明 東京ビッグサイト 東棟

出展社数:467社




●日立
内蔵型DVD-RAM 内蔵型DVD-RAM  内蔵型DVD-RAMドライブを展示。サンプル出荷の発表は、'97年4月と1年以上も前だが、やっと量産出荷が見えてきたようだ。ドライブ自体は、既に発売されている外付けモデルと同一のもの。展示されていたのはSCSIモデル(GF-1000)だけだったが、ATAPIモデル(GF-1050)も発売が予定されている。ただし、内蔵型はいずれもOEM供給のみなので、正確な価格や発売時期は未定。SCSIモデルの価格は「(発表済みの)松下と同程度にしたい」とのことだった。


●ビビタージャパン
DIP-01  コンパクトフラッシュスロット搭載のモバイルカラープリンタ「DIP-01」が参考出品されている。印刷方式は専用用紙を使うサイカラー方式で、用紙サイズは88.9×127mmとなっている。外形も169×86×56.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量約430g(本体のみ)と小型・軽量。小さなビデオプリンタは、各社が発売しているが、この製品はビデオカメラなどと同じリチウムイオンバッテリで駆動できる。バッテリ1本で、用紙20枚入りカートリッジ1つが印刷可能。入力としてはシリアルとコンパクトフラッシュに対応しており、前者はVivitarのデジタルカメラ(国内未発売)とリコーの「DC-3/Z」に、後者はキヤノンらが採用しているCIFF形式に対応している。画質は、それほどよくはないが、アウトドアで手軽にPCを使わずにプリントアウトできるというのは便利だ。発売時期や価格については未定だが、2万円台を目標にしているという。また、専用用紙のカートリッジは1,500円ぐらいとのことだ。


フラットベッドスキャナ  そのほかに、新しいフラットベッドスキャナも参考出品。スキャナのスイッチを押すことで自動的にスキャンが開始されるワンタッチ機能が搭載されたほか、ドライバが32ビットになっている。解像度が600×1,200dpiと、300×1,200dpiの2製品があり、いずれもインターフェイスはパラレル。また、展示はなかったものの、専用のUSB変換ケーブルの発売も予定されている。


●カシオ
Palm Size PC「E-10」

 カシオのブースでは既報のように、Palm-Size PC「E-10」の英語版が参考出品されており、自由に触れるようになっている。気になる日本での発売については「英語版の日本での発売は考えていない。日本語版はOS側の対応待ち」としている。


●シービーエム
REX REXとクレイドル  シービーエムは、CITIZENグループの販売会社。ここではCITIZENブランドのPDAが参考出品されていた。このPDAは、米国では既に発売されて人気をよんでいるPCカード型PDA「REX PC COMPANION(REX)」と同じもの。Type2仕様でPCカードスロット経由でパソコンのデータを取り込める。もともとは、シチズン時計が開発してOEM供給している製品。当然、日本での展開に注目が集まるが、年内には日本語版を出したいとのこと。日本語化にあわせて、液晶表示の解像度やメモリ容量のアップ、入力機能の追加なども考えているという。価格も2万円ぐらいを予定しているとのことだ。


●日本IBM
REX  日本IBMのブースではThinkPad 600とVia Voiceのデモに人が集まっていたが、それ以外にも画像管理ソフト「デジカメの達人」が参考出品されていた。このソフトは、レイヤー機能も備える簡単操作のレタッチ機能のほか、自動的に日付ごとに整理される機能などが搭載されている画像処理ソフト。また、アルバム機能として、竜巻のように動くサムネイル画像の中から画像を選んだりもできる。価格は1万円前後が予定されている。


□「ビジネスシヨウ '98 TOKYO 」ホームページ
http://www.noma-businessshow.or.jp/index98.html

('98/5/20)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


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